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自刃をできるか?

 NHKの風林火山を見ている。


 武田晴信(のちの信玄)側は、諏訪氏を攻略し、奥方と嫡男と諏訪氏を自城に連れてくる。


 諏訪氏が、まえの戦いで武田を裏切った事実はあるのだが…。


 諏訪氏は、結局切腹を迫られる。(それも、諏訪氏には分かっていたことなのかも知れない)


 諏訪勢の残党を攻め、姫は自刃を、山本勘助に迫られるが、できない。


 無情だ。非情だ。


 この時代は、戦国時代だったから、攻めの手を緩めると、自分が滅ぼされることになりかねない。


 血族を残しておくと、仕返しされかねないから、勘助の作戦は妥当なのだが…。


 命まで取られることがない現代とは大きな違いだ。


 勘助は、諏訪の姫を生け捕りにしてくるのだが、この後、秘かに逃がしてやるようだ。


 最終的には、そこまで非情な国盗り合戦をしたにもかかわらず、武田信玄は、病気で国とりを諦める結果になるのだが…。


 現代に生きていてよかった。


 負けて責任をとるのが、現代では役職を辞めること。戦国時代には、命を差し出すことなのだ。


 ストイシズムと、切腹の心づもりという時代には、なかなか生きられないだろう。現代人は。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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