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懐かしいような。

 図書館で本を借りてくると、前に借りた人がシオリとして色んな物を挟んでいるのを目にすることがあるのです。

 そんな物を目にすると、他人にも僕と同じように生活があることに思い至って、懐かしいような既視感にとらわれます。

 僕の場合は、栞(しおり)には、スーパーマーケットのレシートを使うことが多いですが、前の人が挟んだレシートを見つけることもあります。(ああ、このスーパーの方が、同じ商品でも安いなぁ、とか思います)

 先日は、ダイレクトメールが挟まっていました。

 その人(読者)の個人情報が丸見えになるので、出来るだけ司書さん、挟まっているものをとってあげてくださいね。

 一番、どきっとしたのは、栞ではなくカバーとの間に写真が入っていたときでした。

 しかも、その写真、蝋燭(ろうそく)の前で不気味な笑い方をされている方の自己撮影による写真だったのです。

 何とも、滅入ってしまいました。

 古本でも、写真が挟まれていたりします。

 それと、面白いのは、線が沢山書き込まれた古本。

 ああ、この人は大分、その当時勉強したんだなぁ、と分かります。

 古本屋に売り物として出されている本に、特に辞書とかに、ご本人の名前があったりします。

 どんな人なんだろう、と想像を膨らませます。

 何々太郎、とか、同性の固有名詞が署名された古本は絶対に買いませんが(笑)。

 以上、本に挟まっているものについてお話ししました。

 では、また。(^。^)

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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コメント

  1. sakamono より:

    やはり一番多いのは栞がはさまっているコトですね。
    ミョウな写真が挟んであったら困りますが^^;。
    線が引いてあったり、書き込みを読んだりするのも、なんとなく楽しいです。

  2. 山雨 乃兎 より:

    >takagakiさん
    ナイスを有り難うございます。
    >sakamonoさん
    線が引いてあったりすると、他人の時間を追体験したような気分になりますね。書き込みも、その人ならではの思考の傾向に感心したりして楽しいです。そうやって本が人から人へ移動しても有効に読まれるというのはいいですね。
    また、お寄りしますね。(^。^)

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