今日、選考の途中経過が掲載されている、『群像5月号』が届きました。
二次通過者以上しか明らかにされていない。
さいきんでは、ほとんどの文学賞が、一次選考通過者の名前は公開しないようになりましたね。
さて、拙作の結果ですが、まったく駄目でした。
フィードバックとして、落ちた理由を考察してみると、というか、応募した段階から、今回の作品は一次もかすりもしないだろうと予期していましたから、当然の結果でしょう。
今回送ったのは、日常を描いた作品。
それはそれで、文学としてはそういう書き方もアリなのですが、ともかく地の文の主人公の語りで、頻繁に話題が飛びすぎ。
段落での、1行目の次の2行目で、関連のない話題に飛ぶ、というような、読者がついていきにくい書き方。
これでは、アカンわね。
文学は、読んでいるときに余韻を感じられるほうが味わいがありますからね。
先日、直近、投稿した作品は、その点が改善されています。
皆さんに知っておいてほしいのですが、僕が今まで書いた作品が、全部、頻繁に話題が飛ぶ作品じゃないですからね。
先日、北方謙三さんが、有隣堂のYouTubeチャンネルで仰有ってたことは、
「凡作の山のなかから、ある日、傑作が生まれる。……最初から傑作を書こうと気負い込んで書こうとすると、1行も書けない」ということ。
一作、賞に応募して、その結果を待って一喜一憂して落ちこんでいたら、創作意欲がストップしてしまう。
賞の結果が出る頃には、既に次の賞に応募していて、その結果を待っているという状況をつくっておくことが大事です。
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コメント
自分でもあまり出来がよくないと思っていても、それでも書き上げて、そして応募する。それが一番大事なことだと思います。私はそれができてない……。北方謙三さんの言葉が身に沁みます。いちいち一喜一憂していられませんものね^^;。ところで、新ブログへ移行しました。転送設定してあるので、前のサイトへアクセスすると新ブログへ飛びます。
URLは https://sakamono.seesaa.net/ です。