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楽にお出かけ。手数(荷物)を増やすな

 たとえば、買い物に出るとき。

 雨が降るか降らないかわからないような微妙な天気だったとして、傘を持っていくのは、僕はやめます。

 持っていくとしても、折りたたみ傘。

 近所の買い物なら、持っていきません。

 車で移動するなら、駐車場までの移動だけです。濡れるのは。

 手数が増えると、動きが遅くなります。

 歩くのも、姿勢が倒れがちになります。

 たとえば、散歩に行くなら、デジカメを持っていったほうが道中の写真も撮れて楽しいでしょうが、銀行に行って、コンビニに行って、市役所にも行く場合、僕はデジカメは持ちません。

 ポケットが一つ、余分にふさがるし、手数が多くなるからです。この場合、市役所に提出する書類も持つことになるから、鞄も要ります。鞄のなかにコンパクトデジカメが収まるならそれもいいですが。

 それに、道中で写真を撮っていると、「それ、何をとっりょってんですか」と他人に不審がられることもあります。持っていったせいで、厭な気分になりますね。

 市役所とコンビニと銀行に行くなら、ショルダーバッグと財布とタバコと携帯用灰皿だけです。

 そして、冬は、財布は上着のポケットに入れます。その方がズボンがずらずに済むからです。でも、スリに摺られないように要注意ですよ。

 最近は、リュックサックで歩く人も多いですね。

 あれも、下半身に余分な荷物がないので、歩行が楽です。

 手数を減らして、身も心も軽く歩きましょう。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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