小説の書き方講座3ーーー決まりごととパソコン

小説の書き方講座3をアップロードしました。

 何でパソコンが必要か?

 現代では、新人賞投稿でも、プロの作家と編集者とのやりとりでも、文字の判読しづらさの問題から、手書き原稿は敬遠されている。

 手書きの問題点

「つ」「ら」「う」など、似ている文字は、手書きの場合、判読を間違うことがある。

 パソコンで起こしやすい文字間違い

 一方、パソコンで打ちミスしやすいのが、「の」と「に」である。

 両者は、同じような指の動きで打つ。

 最終的に文章になったとき、「の」であっても「に」であっても問題ない場合があるが、著者が伝えたかったニュアンスは変化してしまう。

 手書きで起こした文章の紙データを、三日分くらい溜めたらパソコンで起こそう

 手書きの紙データを溜めすぎると、パソコンで打ち出すときに苦労することになる。

 適度に、文字起こししよう。

 いきなりパソコンで書いていく、というのもアリだ

 私の場合、最初に手書きしているだけであって、皆さんには強要はしない。

 いきなりパソコンで書いていったほうが、生産ピッチは上がる。

 ただ、私の場合、最初手書きでないと、フィクションを紡ぎ出せないのだ。

 手書きの利点としては、読点までの文節の長い短いを意識できる。

 画数の非常に多い漢字は、パソコンでは変換できない

 部首の複合によって、画数がかなり多くなっている漢字は、パソコンでは変換しても出てこない場合がある。

 そういう場合は、部首を並べて表記して、(括弧)表記で読みを書くなどして、編集者に伝えよう。

 パソコンで使うワープロソフト

・ワード
・一太郎
・エディタ

 どれでもいい。

 エディタは、動作が軽い。(無料の物もある)

 ワープロソフトのオススメの設定

 背景を黒にして、文字色をグレーにする。

 こうすると、目が疲れにくい。

 決まり事

 インデント

 地の文の頭は、一マス空ける。これを、インデントという。

 文と段落

 文と文を繋げたカタマリを段落という。

 段落は、太らせてもいい。

 段落を、一つの文だけで、次に改行する書き方もある。(エンターテインメントに多い)
 この書き方の場合、読み手に、速い達成感を与える。

 文学は、段落が太い。
 その分、同じページ中で、長く文章を味わえる。

 会話文

・一つは、地の文のなかに話した内容を埋め込むやり方。

・対句法

 吹き出しだけのキャッチボール。
 カギ括弧には、インデントしない。
 次の言葉は、次の行へ飛ぶ。

・ト書き

 吹き出しのあとに、地の文の説明がある。

 作品の終わり方

 作品の終わりに、「了」と書く。書かなくてもいい。

 文学の場合、作品にオチは要らない。

*次話は、こちら→  小説の書き方講座4

*小説の書き方講座、トップはこちら→  小説の書き方講座1前編

コメント

  1. sakamono より:

    対句法、ト書き、最後に(了)をつける。具体的に分かりました。
    カギ括弧が文頭に来る時、インデントするか、しないかは、
    ずーっと疑問でした(インデントしないで書いていましたが)。
    ちょっとスッキリした気がします^^;。

  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    「」を含んだ地の文の場合、最初がカギ括弧で始まる場合は、僕はインデントは空けません。この辺のところは、作家により違うのではないでしょうか。
    ご試聴、有り難うございます。
    また、お寄りしますね。(^。^)

  3. 山雨 乃兎 より:

    >makimakiさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

PVアクセスランキング にほんブログ村 新(朝日を忘れた小説家)山雨乃兎のブログ - にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました