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自由詩

 夜中に書いた原稿です。

 自由詩

   

   『無題』

 がったんがったん

 雨戸は鳴る鳴る

 がったんがったん

 こんな筈じゃなかった。

 昨日は車がうるさかったから。

 今日は雨戸を閉めたのに

 風が強くて

 雨戸は鳴る鳴る

 がったんがったん

 ひりひりひい

 鼻が痛いよ

 ひりひりひい

 

 何や手ェが痛い思たら

 きのうつるはしふったから。

 おかげで筋肉つきました。

 エコーを喫って

 つるはしふりな

 みるみる筋肉ついてくる。

 夕餉のビールもおいしいよ

 

 明日、写真を撮りにいきましょう。

 ウォーキングでなかっていいのよ。

 その代わり、一時間以上、写真を撮りもち歩きましょう。

 辛くはないじゃないですか。

 

 雨が降ってくれませんか。

 雨ふりは 頭いたは益しなのです。

 どうぞ、永く降ってください。

 本棚の隅の雨戸から

 幽霊が覗くのです。

 死んだ妻なんです。

 私に会いに戻ってきたのです。

 

 薬が気管にはいりかけて

 私、昨夜しにそうになりました。

 もったいないことです。

 早々に 山雨乃兎死去だなんて。

 もっと格好よく死にたいです。

 ですが、人は、急に死ぬのかもしれません。

 私の場合、ロスタイムは何分あるのですか。

 

 肝臓の辺りが痛いだなんて

 大丈夫ですか。私。

 そう云えばこのまえの

 検査ではGPTが93だったですね。

 100を超えると体がだるくなるといいます。

 ホントに大丈夫ですか。

 それなのに毎日、沢山お酒を

 飲んでいるのですか。

 単車も自動車も買いなさい。

 腕時計もパソコンも買いなさい。

 再婚もしなさい。

 家も建てなさい。

 でも、いい小説をきっと書きなさいよ。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

自作原稿抜粋
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