『ユングは知っていた』読了(追記あり)

 コンノ・ケンイチさんの、『ユングは知っていた』を読みました。


ユングは知っていた―UFO・宇宙人・シンクロニシティの真相

ユングは知っていた―UFO・宇宙人・シンクロニシティの真相

  • 作者: コンノ ケンイチ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2020/05/31
  • メディア: 単行本

 書評は少し遅れます。

 追記をお待ちください。

 

 追記・感想

 書評として上手く纏められるか、自信がありません。
 本編とは認識が合致していない場合もありますので、詳しくは本編をお読みください。
 
 心に思い描いたことが現実化する。偶然同時期に遠隔地で同じことを思い浮かべている。それが、シンクロニシティー。(共時性)
 同時性としなかったのは、思念の呼応や一致が、現在の人と過去の人の時刻でも起こる。そして、未来と現在でも起こるかららしい。

 聖書の預言が社会主義の崩壊、全世界の資本主義化であり、世界の終末もロシアの失われた数多くの核兵器がテロリストの手に渡っている懸念がある今、起こる可能性がある、と仰有っていました。

 あまりにも、広大無辺です。カテゴリーが多岐に亘っています。
 UFOは、人類滅亡を心配して来ているのだというお話など。

 私は浅薄なので、この本を読んで知ったこともありました。
 先日読んだ本にもありましたが、量子力学から、物理学は明らかに現代物理学に移行したのだという事。

 光が粒であるか波であるか、を正確に観測しようとすると、波であることを証明しようと観測者が観測すると、たちまち粒であるという様相しか光は示さなくなる。
 つまり、ミクロの世界の光子や素粒子には意志があるとしか考えられない事が起こるそうです。

 また、確率は、多数のランダムな卦を繰り返す内に安定してくるという、今まで信じられていた事実も、量子力学の世界では、サイコロを振る者の意志によって出る卦を変えられるという事でした。
 例えば、よく繰ったトランプの一番上のカードを開けて、出てくるカードがスペードのAである確率は53分の1ですが、裏返っているカードの数字は確かめようがなく、物質それ自体が意志を持っていて、貴方がカードを返すまでシャッフルが起こっているという論理です。そして、貴方がカードを開こうとした時に、その流動が止まる、というのです。それを、想念の力で操ることが出来る、と。

 原子レベルの世界では、そういう物質が意志を持っているとしか考えられないことが起こっていることが観測されているようです。

 空(くう)という理念。真言密教では、空間のことを差している、と著者は仰有います。空とは、何もないという意味ではなく、真空のことだそうです。
 そして、真空とは宇宙空間そのものですが、今の科学では分かっていないけれども、真空だからといって何もない筈はない。人間が知らない何かが詰まっているのだと。アインシュタインなどは、それをエーテルと名付けて突き止めようとしたようですが。

 私たちが、確かな手応えを以て物質を確かめよう、或いは真実を突き止めようとするけれども、そもそも私たちの身体からして、隙間だらけのスカスカなのだと。原子は原子核と電子で出来ています。原子核の周りを飛び回る電子。両者の間には、もの凄く広い隙間がある訳です。

 私たちの脳は、過去、何者かによって、潜在能力を封印されている。太古にはテレパシーなどを自分で調節しながら使うことが出来た、という論説。まあ、著者は人類の先祖は異星人だと仰有る訳ですが。

 個人個人の脳が、宇宙そのものだと仰有る。

 結局、書評としては纏まりませんでした。
 どこまでの事、どれがユングの意見なのかを上手く分けて紹介することができません。

 ともかく、想念には凄い力がある、という事だけは分かりました。

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