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『ブログ魂ーこれにて免許皆伝』読了(追記あり)

 嶋田正邦さんの、『ブログ魂ーこれにて免許皆伝』を読みました。


ブログ魂―これにて免許皆伝!

ブログ魂―これにて免許皆伝!

  • 作者: 嶋田 正邦
  • 出版社/メーカー: あおば出版
  • 発売日: 2020/05/31
  • メディア: 単行本

 感想は、追記をお待ちください。

 

   追記・感想

 

 TVコマーシャルなどの制作を本業とされる嶋田さん。

 顧客の要望を反映させるお仕事だったため、勿論そのお仕事にはやりがいを感じていら

っしゃるのですが、ご自身の声そのものを発信することができるブログというものに惹か

れてブログを始められたそうです。

 開設されてからしばらくしてから、ブログの書き方そのものを解説するブログへとシフ

トされたそうです。

 読者の絶対数が多いジャンルを選ぶ、ということが、一つのアクセスアップへの近道だ

と仰有っていました。

 全編を読んで思うのは、ブログは双方向のツールであるから、その特性を活かしてコメ

ントのやりとりをしましょう、と推奨されていたことが、まあ、その通りだな、と思えた

ことです。

 ブックマーカーとして読むだけに訪れてくれる上得意さんもあれば、コメントを残して

くれる上得意さんもある。そして、濃いつきあいが何人かあれば、そこから派生して一見

さんも見にきてくれるようになる、ということを書かれていました。確かに、そうかもな

ぁ、と思いました。

 日記=ブログ、と思っている人が多いが、そうではない。読者を意識した記事になるよ

うひと工夫することが大事とか。

 投稿のタイミングで、通説とされていたブログにログオンしている人が多い時間帯(深

夜11時など)に投稿するのがベストというのがあったのですが、嶋田さんは、それでは

いけない、と仰有います。ランキングサイトへの新記事情報も、プロバイダの新記事紹介

も、沢山のブロガーが頻繁に更新している時間帯だと、貴方の新記事情報は一瞬で後ろの

方へ隠れてしまう。一般の仕事もされてブログも運営されている人が、自分の記事を挙げ

るほどの体力も時間的余裕もないが、他人のブログをROMする、という時間帯を狙いま

しょう。と書かれていました。詳しい時間帯は、是非本編で確認してみてください。

 ブログは、依存症になる人も居ます。中毒型の依存症と負担型の依存症があるようです。

 アクセスランキングが気になって、どんどん記事を挙げて、十二時間も経ってしまうと

いうこともあるようです。それから、報返性というのが人間心理にはあって、コメントを

してくれた人にはお返ししたい、という気持ちが生まれます。それを義理で気が向かない

のに無理にお返しのコメントを書きに行っているというパターンもありますし、沢山のコ

メントしてくれる人とのつき合いが負担になることもあります。自分が時間的にとれる尺

をわかって、毎回コメント返しをする人の人数の上限を決めておきましょう。と仰有って

いました。

 やはりアクセスアップには、色んなところからの読者の流入が欠かせない。

 読者が貴方のブログを気に入ってくれて勝手にリンクを張ってくれる、とか。しかし、

それを強要するようなコメントは避けましょう、と仰有っていました。

 相手のブログへコメントをするから、そこからリンクが自動的に張られて自分のブログ

へも読者がはいってくる。トラックバックもどんどん活用しましょう、と。

 僕はやめてしまいましたが、twitterやfacebookから来てもらうのもアクセスアップの方

法でしょう。

 それから、検索エンジンで上位に表示されるようになると沢山の人に周知してもらえま

す。

 嶋田さんが、この本を出版することになったきっかけは、ヤフーメッセンジャーをして

いるときに、出版社の担当者さんからスカウトされたからだそうです。逆に、自分から出

版社にプレゼンテーションする方法もあるようです。そのノウハウについても語られてい

ます。

 ブロガーを嫌な気分にさせるコメントがつくこともあります。嶋田さんは、それを人間

のマイナスのストロークと呼ばれています。

 そういうコメントへの対処の仕方も書かれていました。

 特に、月末になると、マイナスのストロークのコメントが来ることが多いそうです。

 嶋田さんも仰有っていますが、月の満ち欠けと人間の気分には関係があるようですね。

 最後に、ブログ記事は、不幸な状態を書く記事ほど読者に共感を与える、ということを

嶋田さん、何度も本編で語っておられた、ということを紹介します。

 自分がハッピーだったとして、得意になっている状態を、とくに一人称(私は、おれは)

で、そのまま書いてしまうと読者が白けたり、反感を買ったりします。

 でも、自分が不幸な状態を書くと、「辛いだろうけど、頑張ってね」と読者は応援した

くなります。

 そういうことから、ブログというツールでは、今うまく行っていない人も引け目を感じ

ることはないのだ、ということが言えます。

 「今日は、**でランチしてきました」

 というような記事を芸能人は書きますが、芸能人の場合、ブログ以外にすでに媒体を持

っているので、読者はその人がどんな人か既に知っているのです。ラポールも読者は既に

抱いている。だから、他愛もない記事でもその芸能人の他の一面を知りたい、と思って多

数の読者がつく。

 ここからは僕の考えも含めて書きますが、それならば、自分がどんな人間か多くの情報

でわかってもらおう、というアプローチが一つありますね。

 それから、趣味の合う者同士で気分のいい空間を作ろう、というアプローチもあります。

 枝葉末節、アクセスアップの方法、ブログをする意味については本編に譲りまして、こ

れでペンを置きます。

 感想として思うのは、インターネットが普及して時代が変わった、ということです。

 見せ物的な番組をテレビで一方的に見せられる時代は終わった。

 双方向通信であるがゆえに、インターネットから有名人が出る時代になった、と思いま

す。

 本業(マスコミ関連でない実業)がある人も、インターネットでの喧伝によって、より

力を得るし、何者でもないモラトリアムの人でも、その人独自のカラーを出すことと一般

よりは持っている知識を活かしてブランディングが出来る、ということですね。

 それでは、また。(^。^)

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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >xml_xslさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)
    書評は、ちょっとお待ちくださいね。

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