ねずみ

 酒も飲まずに、明け方まで悩んで起きていました。

 昨日、ドラムが落札されて、大きな収入がありましたが、先のことを考えると一時的に今はよくても、どこかで行き詰まるだろうし、と。

 自営の仕事、依頼なし。

 文学賞受賞は、いつになるか分からない。

 などと、さらに深く掘り下げて悩んでました。

 一縷の望みは、ブログのアクセスを上げることですね。

 

 夜中にトイレに入ろうとしたら、トイレのなかに大きなねずみがいました。

 ウチは、来客があるとき以外は、トイレの戸はきっちりとは閉めないのでねずみが潜入したのでしょう。

 威嚇して奥へ追い込んで戸を閉め、用を足してから、さらにドアを閉めて閉じ込めました。

 そのあと、不定期に、ごんごんごんごんやってます。

 外に出たいから、まえよりも力を込めてぶち当たれば戸が開くと信じて体当たりしているのですね。

 馬鹿ですよね。

 アルミサッシも閉まっていて、水洗トイレで、戸も閉まっている。

 出口がまったくないのに、外に出る努力をしている。

 この姿を、音を自室で聴きながら想像してたら、まるで自分のように思えてきましてね。

 どこの出版社にも、無名のウチからブログで目立っているから嫌われているのに、毎日書いて、ずっと投稿を繰りかえしている。

 ねずみと一緒ですね。

 朝が来て、誰かがトイレを利用する時間になれば、ぶたたび自然に戸は開くのに、

それを待てないで必死の努力をしている。

 これですよね。

 世の中や出版社の風向きが変わったら、出口が開くから、そのタイミングでポンと飛び出せばいいだけのこと。

 それまでは、便器の水でも飲んで、ゆっくりしていたらいいのですよ。

 まあ、永遠に、戸は開かないかもしれませんが。

 努力すればするほど、頭に傷ができてボロボロになりますね。

 明日、ねずみは死んでるだろうか。

 

 日展の審査の不正が、ニュースになっていましたね。

 文学賞も、隠されているだけで、審査はえげつないものです。(このことは鈴木輝一郎氏も著書で語っておられます)

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