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『完全自殺マニュアル』読了(追記あり)

 鶴見済(つるみ・わたる)さんの、『完全自殺マニュアル』を読みました。


完全自殺マニュアル

完全自殺マニュアル

  • 作者: 鶴見 済
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 1993/07/01
  • メディア: 単行本

 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 「自殺は、いけない」という風潮・世論、道徳に対して、「そうとも言えない」という

見解の著者。

 人生は、人によって違う。自殺がいけない、と簡単に言える人は、とてつもなく大きな

挫折や不幸に遭遇したことがない人なのだろう、と著者が言うが、私もそう思う。

 本編では、自殺の方法について、前書き以外の部分の全編に書かれている。

 どういう方法があるのか。どの方法が、楽なのか。

 また、焼身自殺に限っては、世の中に訴えたいことがある場合、かなり有効である、と

する。

 クスリによる自殺の場合は、どの程度が致死量なのか、詳細に調べて書かれている。

 「首吊り」が、一番楽な方法らしい。詳細については、本編に譲る。

 感想とも、私の意見とも言えるのだが、自殺は、「逃げ道」であると思っている。

 どんな人でも、厭な人間関係から逃げる。そのために会社を辞めたりする。

 じゃあ、人生そのものが苦痛以外の何ものでもない状況になったら、逃げるのもアリな

のではないか、と思うわけである。

 そのときに、自殺という方法をとるわけだが、誰でも、苦痛は味わいたくないし、失敗

して障害者として生き残りたくもない。

 そうならないための方法を書いてくれたのが、この本である。

 今、人生が順調に行っていて、死ぬ必要もない人も、いざとなったときに、スパッと死

ねるように、この本を手元に置いておくのがよいのではないだろうか。

 一時は物議を醸し出し、流通が止められていた本だが、今は流通している。

 もう一つ言えることは、「自殺するしかない」と思い詰めたとき、「自殺以外の解決策」

は本当にないのか、を、誰かに相談してほしい。本人には見えていない解決策がある場合

もある、ということだ。

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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >makimakiさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)
    書評、しばらくお待ちくださいね。

    0
  2. 山雨 乃兎 より:

    >one_and_onlさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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