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放浪する生き方の出来る奴。

真夜中のつれづれ記……
UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

 ノマドで、色んな場所に移動して、パソコンで仕事をする。今回は、そういう系の話ではありません。

 全国を、逃げて生きる生き方をしてる友人の話です。

 逃げるって言ったって、別に犯罪を犯したから逃げているわけではないんです。
 たとえば、大阪で、一定の期間一定の地域に住み、そこでスナックとか居酒屋通いをし、ツケで飲み、最初は数回、きちんと支払っていたのですが、払えなくなってツケを踏み倒して姿をくらます。

 結局ね、金があるときの贅沢が忘れられないんでしょうね。
 たとえば、住んだ地域や職場に、友人が出来て、友人や同僚から、たとえば1万ずつ借りる。
 それを、給料が出たら、利子をつけてきちんと期限に返す。
 そして、2、3ヶ月経つと、同じ人から2万借りる。同様に利子をつけて期限までに返す。そして、今度は、5万借りる。それも、同様にきちんと返す。

 そういう関係の人を、3~5人つくっておいて、最終的に5人に、1人10万ずつ借りて、その地域から姿をくらます。

 もう、その地域には戻れないですよね。

 元々、私の地元に住んでいた友人でしたが、神戸、兵庫の別の市、大阪、と転々とし、最後に会ったときには、「今は、九州やけどな」と言っていました。

 何も借金だけが理由とは限りません。
 他人の女とねんごろになったのがバレたとかね。

 犯罪の場合もあります。まあ、知人の借金を踏み倒すのも犯罪ですけど。
 勤めてる会社の金を横領した、とかね。

 5人から10万ずつ引っぱったら、50万ですよね。ついでに、ヤミ金からも借りたタイミングで逃げる。100万以上有るかもしれません。
 移動した、新しい土地で、最初は豪遊できますよね。

 僕も、こういう生き方も羨ましいとも思うのですが、僕の場合は、身体が丈夫でないので、こういうことは出来ません。
 睡眠薬を飲まないと寝れないし、睡眠薬は、医者に処方してもらう必要があるしね。
 心不全の薬も、旅先で無くなってしまうと、心筋梗塞で死んでしまうかもですしね。

 体力というより、健康な体質であることが条件です。

「アイツ、どうしてるかな」

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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