今までの友人のなかで、3人ほど、そういう人が居ました。
ちょっとした物から、高額な物まで、頻繁に呉れます。
たしかに、それで有りがたかったこともあるんですが、お金や物がなくて不自由している状態は本人が我慢すべき状態です。
あまり頻繁に一方的に物をもらっていると、相手との間に上下関係が出来てしまいます。
こちらが卑屈になってくるんです。
「一方的に物をもらったら、君と対等でなくなるから、いいよ」
と断るのですが、それでも呉れる人もいます。
一番困る、馬鹿にされているように感じるのは、会う度に、ビール一缶とか、お菓子の食べかけのを呉れる場合ですね。
こちらは乞食じゃないんですから。
何で、こういう人たちが相手に物をあげるのかと推測してみますと、物をあげることで相手に好かれたいと思うからでしょうね。
何も物をやりとりしない関係だと、自分が相手に好かれる可能性が薄い、と思っているからではないでしょうか。
もっとフラットな環境で、お互いに気分いい会話が出来ないとね。
一方的に物を相手にあげつづけたら、「あれだけ親切にしてやったのに」と、相手が好意を持ってくれないと相手を恨みはじめますね。
親切ではなく、親切の押し売りです。
本当に、相手から、物が欲しい場合には、具申します。
僕も、懇意にしてる人に、出版費用を貸してもらいたかったので、正式にお願いしたことがあります。
そういう場合に、お金や物が生きてくるのです。
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