NHKの風林火山を見ている。
武田晴信(のちの信玄)側は、諏訪氏を攻略し、奥方と嫡男と諏訪氏を自城に連れてくる。
諏訪氏が、まえの戦いで武田を裏切った事実はあるのだが…。
諏訪氏は、結局切腹を迫られる。(それも、諏訪氏には分かっていたことなのかも知れない)
諏訪勢の残党を攻め、姫は自刃を、山本勘助に迫られるが、できない。
無情だ。非情だ。
この時代は、戦国時代だったから、攻めの手を緩めると、自分が滅ぼされることになりかねない。
血族を残しておくと、仕返しされかねないから、勘助の作戦は妥当なのだが…。
命まで取られることがない現代とは大きな違いだ。
勘助は、諏訪の姫を生け捕りにしてくるのだが、この後、秘かに逃がしてやるようだ。
最終的には、そこまで非情な国盗り合戦をしたにもかかわらず、武田信玄は、病気で国とりを諦める結果になるのだが…。
現代に生きていてよかった。
負けて責任をとるのが、現代では役職を辞めること。戦国時代には、命を差し出すことなのだ。
ストイシズムと、切腹の心づもりという時代には、なかなか生きられないだろう。現代人は。
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