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何でも、欲しい物を言ってみなさい。

 ヘロデ王の前で、彼の不倫相手の子であるサロメが舞いを踊った。

 サロメの踊りは官能を刺激する踊り(多分、半裸だったと思われる。乳も見えていたのではないか)だったので、王ヘロデは、堪能して、満足のあまり、「何でも、望む物は与えてつかわす。申してみよ」と言った、とある。

 そこで母にそそのかされたサロメは、「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、持ってきてください」と言った。

 済みません。ヘロデ王と好い関係になっていた女の名前が思い出せなくて。

 

 まあ、この話しは前振りですが、

 自分が新人賞をとって、尚、作品が出版した内の一作でも10万部超えのヒットとなったときに、自分は一体、何が欲しいのだろう、と考えてみたのです。

 或いは、神が用意されたプレゼントーーーの聖書の記事のように、

お金は、いくらかかってもいいから、この際、君の欲しいものを全部言ってみなさい、と言われたと仮定して、紙に書き出してみたのです。

 大体、20品目ぐらいで書き終わってしまいました。

 中古の中型のバイクとか、ノートパソコンとか、値の張る腕時計とか、……

 全部合わせても、一千万あれば望みが叶います。

 高額で欲しいものは、中古の一軒家です。

 

 一つだけ、お金では用意できないものがありました。

 嫁さんです。

 しかし、嫁さんを、どうしても欲しいという欲求が、そんなに強くありません。

 

 こう考えてくると、僕という人間は、何と、規模が小さいのか、と思われました。

 

 人間というのは、不思議な生き物です。

 

 では、また。(^。^)

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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