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『十津川警部アキバ戦争』読了

 西村京太郎さんの、『十津川警部アキバ戦争』を読みました。


十津川警部 アキバ戦争 (徳間文庫)

十津川警部 アキバ戦争 (徳間文庫)

  • 作者: 西村京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: Kindle版

 秋葉原の街が、電気の街からオタクの街に変わっていった。

 その関係で憎しみが生まれる。

 メイド喫茶の特定の女の子に、自分の死んだ娘を重ねる画家。

 その件のメイド、県明日香(あがた あすか)に想いを寄せるサラリーマン兼オタクたち。

 家電量販店の社長も怪しい。

 誰が県明日香の誘拐犯人なのか、物語は二転三転する。

 最後は、何ともしっくり来ない終わり方だった。

 画家が訴えないのだから、警察としては、立件することができない。

 西村京太郎氏は、秋葉原に取材に行き、自動販売機で「おでん缶」を買って、さっそくその場で食されたそうだ。

 創作でありながら、秋葉原の街に興味を持ち、ストーリー展開をご自身で書きながら愉しんでおられるように感じた。

 本の後半に、西村京太郎氏の年譜と、出版本全リストがついている。

 ファン必見である。

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コメント

  1. トモブー より:

     クレッシェンド第3弾「新宿プレリュード」昨日今日の二日間で原稿用紙390枚で完成しました^^
     最近俺は全然本を読んでいませんw

  2. 山雨 乃兎 より:

    >トモブーさん
    凄く速いですね。
    それにしても390枚とは凄い。僕、こないだ一作、やっと325枚のが(文書スタイルの計算によっては366枚)のが書けたところです。
    トモブーさんは、400枚越えとか、500枚越えの作品もありますね。
    今書いているのは長編にしようと思っています。
    僕の方は、一日相変わらず、三枚から十枚ペースです。
    先月、中編が一つできましたが、今、寝かしています。
    仕事順調ですね。仕事もしながら執筆だから、本は読めなくて当然ですよ。
    まだまだ暑いですね。(関西、特に、僕の部屋は未だ暑いです(笑))
    お互い頑張りましょうね。(^。^)

  3. sakamono より:

    十津川警部シリーズは読んだコトはありませんが、自分も名前くらい知っています。
    そのくらい有名な小説ですよね。「アキバ」を題材にするとは意外でした^^;。

  4. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    そうなんです。西村京太郎さんがアキバを題材にすることが斬新でした。
    僕の場合、亡くなられた俳優(愛川欽也さんが、亀井刑事役をされているときのメンバーの十津川刑事役の俳優さん)か、渡瀬恒彦さんを、常に頭に思い描いてしまいます。
    今回の(多分)書き下ろしは、西村さん取材の時点から愉しんでおられたようですよ。
    秋葉原にも、僕も行ってみたいと思っています。
    今回の本、秋葉原での事件を受けて創作にかかられたと思うのですよ。
    プロは仕事が早いですね。
    また、お寄りしますね。(^。^)

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