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『文字を書いて、心を癒そう!』(第十二弾、筆記具について)
※この記事は 2008/07/31 に配送されたメールマガジンです。
皆さん、こんばんはー。
山雨乃兎です。
続けて間を置かずの配信、ご容赦くださいませ。
実は、広告を設定して、どんなメールになるか確認したかったのですが、
きちんと設定できていませんでしたので、実験の意味も兼ねて、続けて
配信です。
健康の問題とは、直接には関わりはないのですが、
今回は、筆記具について書いてみたいと思います。
僕は、小説執筆には、パイロット社製の万年筆を使っています。
パイロット社製の製品がいいところは、インクカートリッジに金属の玉が
入ってなくて、完全なインク切れになった状態でカートリッジを交換しても
カートリッジのお尻を押してやることで、ペン先までインクが伝わることです。
プラチナ社製の万年筆は、金属の玉が入っていて、その玉が動くことによって
インクを攪拌して、インクが固まるのを防止しているのですが、インクカート
リッジが硬くて、インクを押し出すことができません。
となると、お湯や水にペン先を少し浸して、毛管現象を促進するか、万年筆本体
を振るしか、手がないのです。
(プラチナ社の万年筆は、デザインに凝った高級品のラインナップが揃っている
というところは羨望の的なのですが)
その後、分かったことですが、万年筆は、本体に直接インクを入れるタイプが従来からのタイプのようです。その意味ではプラチナ社製の万年筆も充分な使い勝手なのでした。
万年筆で書いた文字というのは、水がかかると滲みますね。
万年筆は、葉書には適していません。
万年筆のインクは、インク消しによって色を消せる(修正液ではなく、化学反応で
無色にするアイテムがあるらしいのです)ので、手書きの帳簿などには、今でも
使われているようです。
万年筆は、筆圧が高くなくても書けるのが特徴です。
小学校時代、僕は、鉛筆を持つとき、人差し指の第一関節を凹ませて、人差し指
に力を入れて書いていました。
この書き方だと、特に縦の線がしっかり書けるのですが、本当のペンの(鉛筆も
含めた)持ち方は、人差し指には殆ど力を入れないのだそうです。
手首を固定して指で書くのではなく、手全体を紙の上で滑らせるように書くのが
ベストです。
と言っても、どんな書き方でなくてはいけないという事はありませんが。
出先で、気になったことをすぐメモするときには、システム手帳が役立って
います。
システム手帳にはボールペンです。
それも、手帳に収納できる細いペンを使います。
原稿を原稿用紙に書く作家さんの場合、鉛筆の人も居れば、万年筆の人も、
ボールペンの人も居ます。
水性ボールペンが、楽に(筆圧をかけずに)書けるのでいいという人も居ます。
日記の場合、他人に見せる文章ではありませんから、清書できていなくていい
のです。
書き損じたら、傍線で消して、横に書きましょう。
そうすると、自分の考えた軌跡がはっきりします。
それから、何か、人に見せる文章(公開する文章)の場合は、まず、手書きで
書いてみて、赤ボールペンで修正しましょう。
赤ボールペンは、出来るだけ細いものがいいです。
文章に書き足したりする時、余白が少ない場合でも、細いボールペンだと
大分の量書き足すことができます。
あんまり道具に拘るのは本末転倒になります。
小説家を目指すとき、高い万年筆を買って気分を高めるというのもいいでしょう
が、それを買って経済的に圧迫される程の値段のものは避けましょう。
ちょっと、自分にしては贅沢だなぁ、と思うぐらいの値段のペンが、僕はお薦め
です。
ワープロアプリケーションが普及しても、結局は手書きの作業はなくならないと
僕は思います。
自分だけの、どこにもないオリジナルの本(日記帳)を創りましょう。
それは、きっと、貴方の友達になってくれるはずです。
以上、今回は、筆記具についてでした。
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