やっぱり、飲みニケーションがないと……

   やっぱり、飲みニケーションがないと駄目だ。

 

 Googleへの反骨の意志から、一ヶ月ブログを休止すると言っていたのに、自分で宣言

したことも護れない、という部分に関しては皆さんに陳謝します。

 

 現代は、誰もが身構えている状態になっている世の中だと言われている。他人のことを

密告することばかりの状態。しかも、そんなに悪いとは云えないことでも、世論によって

は悪者にされてしまう。

 この一つの要因(ファクター)に、人付き合いで酒を酌み交わす、ということが少なく

なったことが挙げられるのではないだろうか。

 

 人間、飲むと、その人のバリエーションが全て出る。その人が持っている暖かさも前面

に出てくる。

 大酒飲みの人は大酒飲みの人が好きだ。

 それは、相手が快くなってくれていると思うから、安心して遠慮せず、自分も快くなる

ことができるからだ。

 素面でしか会ったことがない人が、一緒に飲んでみると、「こんなに面白い人だったのかぁ」と、惚

れなおすことがよくある。

 そういう酒の席で豪快な飲み方をしている相手(同性)を好きになってしまうと、相手

のわるいところも許せるようになる。これは、恋愛でも同じことだが。

 

 道路交通法の酒気帯び運転に関しての罰則がきつくなったこと自体が問題とは言わない

が、せめて、車の運転のことは気にしないでおれる状態を個々につくって、お互いの家、

どちらかに割り勘で酒を持ち寄って、とことんまで飲めばいいのだと思う。

 みんなが、家で、インターネットを観ながら一人で飲んでいるのだと思うが、それでは

気分の好い酒にはならない。

 会社のつき合いで飲む場合にも、電車通勤の場合で、しかも終電の時刻を気にしながら

の飲み方になるだろう。それでは、本当の意味ではじけた宴会にはならない。

 

 相手のことを深く知り、尚かつ、好きになってしまえば、相手の不義も有る程度許せる

人間関係になるのだ。

 

 インターネットを観ながら、コミュニケーションといっても、文字だから、取り方によ

っては違う意味にとれる言葉があった場合、受取手と発信者で思わぬ齟齬が生じてしまう。

スカイプで会議風にして酒を飲むというのも楽しいだろうが、やはり、アトム(物理的肉

体全体)としてその人がすぐ傍に居る状況とは大きく違う。

 

 だから、僕の結論としては、お互いが明日休みの日をみつけて、お互いのどちらかの家

に行って、泊まることを前提として宴会をすればいいのだと思う。

 これが有るかないかだけで、随分、世の中の景色の見え方が変わってくると思う。

 

 一緒に相手と、快いひとときを持った、という感覚が人間関係の潤滑油になるのである。

 下世話かも知れないが、夫婦間の性交渉も同じ意味合いがある。

 

 テレビでやってた「あいのり」とは、正にこの意味である。

 

 と……、ここまでまとまっていて、さらに追記です。

 文章というのは、二通り三通りの意味にとれる文章というのがあるのです。

 そういう文章をメールなりコメントなりで受けてしまうと、受けた方は、自分にとってマイナスな内容

の意味を思い浮かべてしまう訳です。(人間って、思慮深いネクラなのです)

 これが、人間の性(さが)です。

 決して、自分にとってメリットのある方の解釈に落ちつこうとはしないのです。

 だから、掲示板でも、ブログのコメントでも、メールでも、発信者と受信者の意図しない内容の取り

方の食い違いが起こってきます。

 それが、少ないのは、電話です。スカイプなども。

 さらに少ないのは、実際に対峙して話すことです。(その人が、どう受けとったのかが、逐一その場

で分かりますから、すぐに修正を加えることができます)

 でもね、それでも、リアルの場で対峙していて会話していても、その会話の言葉に、二重、三重にと

れる文章がはいっていると、こじれることはあるのです。

 そこで、腹を割った、酒を酌み交わしてのつき合いというのが大事だと思うのです。時間も存分にと

って、お互いを知る絶好の機会です。

 小説を書くときは、二重の意味にとれる文章にはならないように、大分気をつかって書いています。

 読点で、意味を切り離すとか。二重修飾にならないように、とか。

 この点を意識して毎回コメントをくださるのが、sakamonoさんとタックンさんです。決して、ひょっと

したらこういう意味にもとれる、という表現はされません。

 でもね、こういうことって、難しいのです。才能があるから、自然に出来たことかも知れませんし、か

なり時間をかけて文章を吟味されているのかも知れません。

 でも、現実の場で、文筆家でもない人が、それをいちいち意識してメールやコメントをするのはしん

どいです。毎日が忙しくて、(仕事も家事も、しなければならない事が山ほどあるのに、いちいち意識

した文章は打っていられませんね)インターネットは息抜きで使っている人も多いでしょうから。

 だから、腹を割ったつき合いを一度は、その人としましょう。(酒を酌み交わすのが効力がありま

す)

 また、読了したら書評としてアップロードしますが、今読んでる本です。↓

その言い方が人を怒らせる―ことばの危機管理術 (ちくま新書)

その言い方が人を怒らせる―ことばの危機管理術 (ちくま新書)

  • 作者: 加藤 重広
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 新書

 また、お会いしましょうね。(^。^)

コメント

  1. sakamono より:

    私もお酒をよく飲むので、お酒好きという人であれば、それだけで
    仲良くなれる気がします...が、そうかな^^;?。
    コメントを入れる時は、いろいろと文章を考えて書いているつもりでした。
    お見通しでしたか^^;。
    なんだか、褒めてもらっているみたいで、ありがとうございます^^;。

  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    酒飲み同士というのは、一回飲むと親睦が深められますね。^^
    いつも、温かいコメントを有り難うございます。意識して書いていらっしゃるのが分かりますよ。
    また、お寄りしますね。(^。^)

  3. タックン より:

    おはようございます^^
    今頃コメント すみません。
    仕事で イベントが続きしばらくブログはご無沙汰でしたが
    ようやく終わり 今朝 ゆっくりとブログ巡りをしています。
    で タックンの文字が^^
    ↑ sakamonoさんのような大人のコメント 素敵ですよね~
    山雨 乃兎さんの丁寧にブログを読んでくださったのだとわかる
    コメントも嬉しいです^^
    バーチャルなお付き合いでも 長くコメントをやり取りしていると
    相手の方のお顔が見えてくるような気がしますね。
    山雨 乃兎さんにはちょっと物足りないブログ友(のつもり^^)ですが
    これからもどうぞよろしくお願いします。

  4. 山雨 乃兎 より:

    >タックンさん
    お仕事、お忙しいのは何よりです。40代、50代だと責任のかかる忙しいポジションになりますね。僕の方は、小説書きは未だ形になっていないという情況ですが、やりたい事だけに熱中できているので周りの環境に感謝しています。
    ホントに、ブログ友達で永くコメントをやりとりしていると、相手の輪郭が見えてきますね。タックンさんもsakamonoさんも、多分こんな感じの人だろうなぁ、と風貌まで浮かんできます。^^
    タックンさんのブログは、読んでいてほのぼのします。お家にお邪魔したような感覚になります。
    今後も、どうぞよろしくお願いしますね。
    では、またお寄りします。(^。^)

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