たとえば、アナタが、酒が好きで毎晩晩酌をしていたとする。
ところが、自分の欲しい分量には嫁さんの手前遠慮があって、充分な量の酒を買っていなかって、陶酔の佳境にはいってきたところで、酒が足りなくなってきたとしよう。
そうしたら、自分も、ここは我慢しなくてはならないな、と自分に言い聞かせて、もうちょっと飲みたい酒を我慢するのが普通である。
でも、それは、自身に対して自身が、スーパーエゴ(超自我)で説教しているにすぎない。
モヤモヤを抱えたまま就寝の時間を迎えることになる。
ここで、まったく我慢しないで、酒が足りないという欲求をいなす方法を教えよう。
他の楽しいことに没頭すればいいのである。
ポテトチップスや大福が好きなら、それを食べることを酒を飲むことに置き換える。
また、性欲の発散のほうにシフトしてもよい。
わざわざ、嫁さんに小言を言われてまで、追加の酒を買いにいかなくても、快楽の種類を変えてしまえばいいわけである。
好きな楽器演奏に没頭することでもよい。
そんな、一つのジャンルの陶酔すること以外の、他のジャンルでの陶酔をしていると、時間はあっという間に経つ。
酒が欲しかった欲求などは、気がついたときには消えている。
これが、大人にできる工夫である。
忍耐することも大事だが、目先を変えれば、欲求は代替できるのである。
そうして、ぐっすり眠った後、朝、カーテンを開けて陽光を採り入れれば、昨夜のモヤモヤは、嘘のように晴れている。
この件から話しが敷衍するが、お金のかからないことに没頭できるというのは強みである。
趣味なりなんなり、まったくお金をつかわないで没頭できることが一つ、自分にあると、日々の欲求不満の調整がしやすい。
コメント
ビター・スイートさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)