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年上を敬う感情を捨てると、変な世の中になる。そして、自分にも返ってくる。

 いきなりインパクトのある素材を提供しますが、
「年上だからって、それだけで尊敬しろ、って人居ますよね」(イチロー談)

 もはや、おれの考え方の根底と真っ向から対決するイチローの言葉。
 おれの考えでは、年上は、年上だからという理由だけで尊敬すべきである。
 何も生産的なことが出来てなくて、40年ベッドで寝たきりだった人でも、尊敬すべきである。
 人生の先輩なのだから。

 僕は、凶悪な犯罪を犯した人に対しても、その人が自分より年上だと、一定の尊敬は持っていますよ。(その人のすべてを肯定するわけではありませんが)

 年上の相手が、自分より実績も残してなくて、優れたところが自分より無くても、尊敬すべきである。

 こういう考え方が、僕らの年代だと当たり前だった。
 それが、今は違う。
 その人に特筆すべきところがないと、年上だろうと馬鹿にしていいのだ、という風潮。

 もうちょっと内心のことを話すと、その年上の人が取るに足りない、しかも正義からも反しているようなクズだったとしても、礼儀は必要。

 内心で馬鹿にしていてもいいんです。
 だけど、会話のときに相手を立てる態度は必要です。

 こういう態度が、人間関係を上手くいかせるのです。

 この考え方と同じ考え方の人は、小倉智昭さんとリリー・フランキーさんです。

 大前提として、年長者に一目置くことは必要です。
 それがないと、変な社会になってしまいますよ。

 みんな、この世に産まれ、色んな人生を送っています。
 順風満帆とは言えない人生もあるでしょう。
 本人が、特筆すべきスキルを身につけていなかったのも、本人の人生の不遇があったからかもしれません。

 それを、結果だけをみて、実績のない人を蔑むのですか?
 長い人生を、苦労しながら歩んできた、その行動を認めるべきではありませんか。

 年上を尊敬する、もしくは、年上に礼儀として謙譲の心を持つことは大事です。
 それは、今までは、道徳教育で徹底されていましたが、今は、「そんなこと関係ないよ」という風潮です。

 年上を立てるからこそ、年上の人が心を開いてくれて、秘密にされていたスキルや人生の知恵を教えてくれるということもあるのです。
 そして、何よりも、年上を邪険にしていると、回りまわって自分が生きづらくなります。

 皆さん、本当の道徳を知りましょう。

 強烈なことを言いますが、アナタは、木の股から産まれてきたのですか?

コメント

  1. 太郎と花子と酒飲みおじさんやまーめ より:

    いいえ、女の股から産まれました!
    勝ち組です!

  2. sakamono より:

    なるほど、なるほど。私も同意見です。ここのところとか。

    > 内心で馬鹿にしていてもいいんです。
    > だけど、会話のときに相手を立てる態度は必要です。

    あくまで一定の敬意、一目置く程度のことをするだけで、人間関係がスムーズになるのなら、それは全然よいことではないかと思います。

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