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「競争して勝者になる。それが、高みを目指す原動力」他人と比較することこそ、意味があるのではないか。

 自分は、自分。他人は他人。
 他人と比較して幸福度を査定するのはやめて、のびのびと生きよう。
 最近、そんな意見が多いです。
 あるユーチューブ動画をみましたが、仏教では、人間は他人と比較して、口惜しいとか、勝ちたいとか、思ってしまうものである、という内容でした。
 それを比較しないようになるには、お釈迦様の人格が自分に入ってこないと無理だそうです。
 もう、いい加減、綺麗事を言うのはやめませんか。
「アイツより、俺の方が優っている」
 とか、
「おれは、世の中でひとしきりの成功は収めた」
 とか、思いたいのが人間です。
 そのために、日々の努力をするのです。
 勝つための努力です。
 勝たないと、人間、生きている意味が半減します。
「他人から、尊敬されたい」
 などと思うのです。
 尊敬されて、優越感に浸りたいのです。
 仏教からみれば、煩悩かもしれませんが、そのために人間は生きているのです。
 他人から一目置かれるには、それなりの努力が必要です。
 そして、最終的に、人生の終わりのときに、それが実現していなくてもいいのです。
 それだけの努力をすれば、最高峰には辿りつけなくても、或る程度の高みには立つことができます。
 競争するから、どんな分野でも進歩していくのです。
 いい加減、変な哲学はやめましょう。
 『世界に一つだけの花』なんて、誰も見向きもしませんよ。
 しかも、長い年月が経っても憶えられている存在になるためには、偉業を成し遂げましょう。
 そして、自分からマウントをとるというような愚かなことはやめましょう。社会が、成果を出している貴方を評価してくれます。

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