近況も交えてお送りします。
『純と愛』最終回、ご覧になったでしょうか。
「これは、感想を書かなきゃ、しゃあないな」と晩飯のときに家族に言うと、
親は、「やめとき」と言ってましたが。
起承転結があって、最後に安定感を得て話が終わる、いわゆるジャンル分けとしての「ロマンス」(恋愛ドラマという意味でなく)と思っていたのですが、
見事に裏切られました。
愛(いとし)くんが、目を覚ますのかなぁ、と期待していたのですが、それもなく、
病状が急変して死去することもなく、坦々と、これからも頑張っていくという純の決意表明で終わり。
純の決意表明の独白は、一種の詩ですね。
遊川さん、考え抜いたんでしょうね。
僕の、『キャバレー・ウエスト・ムーン』の最後の散文詩みたいな感じでした。
チェーホフの『桜の園』のラネーフスカヤの独白をも思わせますね。
横で一緒に録画を観ていた弟が、
「あれだけ、色んなことがあったのに、ハッピーエンドにもならないなんてなぁ」
と嘆息していました。
ストーリーとして、純を幸福にしたり、またすぐに不幸にしたり、と、上げたり下げたりを繰りかえしたのですから、最後は、悲劇にしろ、もっと決定的な結がほしかった。
まあ、そうならないのは、文学であることを意識しているからなのか。
しかし、主人公に感情移入すると、毎日、随時、二時間おきに愛の姿勢を変えてやらなくてはいけなくて、それが、いつまでつづくか分からない、しかも、他の家族に頼ろうともしない純の、これからが大変なのではないか、と思いますね。
さて、暖かくなってきて、壁蝨(ダニ)に咬まれながら、夜中のコーヒーを飲んでいるところです。
桜は、明後日かその翌日くらいが満開になりそうです。
写真に収めてきて、それをスライドショーで再生しながら、独り花見ですね。
やっと、今月、毎日更新達成です。
来月からは、新記事投稿のペースを落としますね。
では、また。(^。^)
コメント
いやおめでとう。ペースダウンもええんじゃが、内容しだいなわいや。
>さざんかさん
ちょっとでも溜め込みがあると、記事が面白くなってくると思いますよ。
過度に期待せずに、新記事をお待ちくださいね。(^。^)