もう、今日は徹夜します。

 平日に徹夜なんかするとは、いいご身分ですね、と一般の人は言うでしょうが、

これも、ときどき、仕方ないことなんです。僕の場合。

 何故、普通の仕事ができなくなってしまったかについては、トップページの『僕の病状について』をお読みいただくしかありません。

 尚かつ、お読みいただいても、「そんな症状がホントにあるのか」「無理したら働けるだろう」という感想を持つ方も居られると思いますが、理解してもらえないのは仕方のないことです。

 ただ、僕の病状を目の当たりに見た人は、一様に、僕に就職を勧めなくなりました。それほど、はっきりした病状です。

 まあ、だから、少人数の人と、短い時間の邂逅で済む、自営の仕事をしようと動いているわけです。

 尚かつ、職業作家を目指す理由も同じです。

 最近、睡眠薬の効き目が翌日まで残って、

たとえば、深夜2時に服薬すると、翌日の昼2時まで、深夜4時に服薬すると、翌日の午後4時まで、覚醒できません。

 しかも、夕方からの晩酌のとき、2時間ほど飲んで、晩ご飯を食べると、2、3時間うたた寝をしてしまいます。

 睡眠時間が長いうえに、酒でうたた寝までしてしまうのですから、

起きて活動している時間が短く、一日のやり残し感覚が出てくるのです。

 このような訳で、何日かに一度は、徹夜してしまいます。

 徹夜後は、神経が鋭くなりすぎていて、尚かつ神経が疲労しているので、

寝るのが一番ですが、それでも起きていたいときは、さらに飲酒します。

 バイクにも車にも乗るわけにも行かず、尚かつ、症状が出やすくなっていますので、一日中家にいます。

 ただ、それでも生産的なこともしてないと、起きている意味がない、と思いますので、

飲酒や遊びの間に、音読で本を読みます。

 原稿は書けませんが、草稿として手書きで書いたものをワープロ打ちしたりします。

 大人になると、仕事をすることが、生活サイクルのメリハリをつくることになっているのですね。

 小説を書く、もし、これが仕事になっても、生活サイクルは作りにくいでしょうね。

 時間から時間まで務めていたほうが、退社したら自由時間と決められますのでメリハリがつきやすいです。

 

 さて、思いだした話。

 今では交流はなくなってますが、或る友人が居たんですよね。

 お互いの家に行って酒盛りしたりしてました。(だいたい土曜日にね)

 ある宴会中、友人の家でテレビを観ながらという形だったんですが、

チャンネルを巡って、ちょっとした論争になりました。

 『不良少女と呼ばれて』とか、『熱中時代』とかを、僕は主に観ていたものですから、

そこにチャンネルを合わせると、

「もうちょっと、意味のあるモン観よかいよ」

 と、友人はチャンネルを変えます。

「山雨くんは、そういうのが好きやなァ。俺は、どうせ観るんやったら、倉本聰の『北の国から』とか、白川道の『天国への階段』とかがエエな。考えさせるドラマが、俺は好きやねん」

 ちょっと、これを言われて、ムッときましてね。

 自分は、ヒューマンなドラマを見て、そこから考える人間で、君には、そこまでの思考力がない、みたいな言い方なんですよ。

 そのとき、適当な言葉が見付からなくて、反論できなくてね。

 随分、苦い思いをしました。

 

 今、整理して言える、自分の言い分は、こうです。

 彼は、当時から営業職。

 僕は、当時、鉄工所の工員。

 鉄工所で一日、NC旋盤を扱って、重い物も持ったりして、夕方は、くたくたに草臥れているわけです。

 そんな状態で、考えさせるドラマなんか見たくないですよね。

 僕も馬鹿じゃないんだ、と言いたかった。

 考えることは、鉄工所で、NC旋盤用のマシン語のプログラムも勉強していたし、

もう、仕事以外では頭をつかいたくなかったんですよね。

 勧善懲悪の時代劇なんかは、頭を休めて楽しむものとして、娯楽としてある。

 それは、それでいいだろう、と。

 まあ、当時は、今よりもっと、薬の作用を受けていたし、ぬぼーっとしていましたね。

 でも、それは、外観だけだったのにね。

 脳内では、かなり難しいことを考えていたのですが、外観にそれが見えないと、馬鹿にされますね。

 見かけが、今とは違っていた。

 今は、肥っていても、それなりに覚醒している顔になってますが、当時は、ぼやーんとした風貌でしたね。

 今では、一発目で、「アンタ、阿呆やろ」と言う人は誰もいません。

 よしんば、馬鹿にしたような態度をとってきても、ブログを見せれば、態度が変わります。

 人生、抜きつ抜かれつなのですよ。

 だから、誰に対しても、最低限の礼節を護って応対すべきなのです。

 貴方の周りの、ぬぼーっとした人も、脳内では、かなり難しいことを考えているかもしれません。

コメント

  1. sakamono より:

    マシン語のプログラミングを勉強されていたのですか。それはスゴイ!
    また、違った一面を見たような気がします^^;。

  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    昔の話です。マスターもしてないですしね。
    プログラミングは、難しいですね。どの部分が間違っているのか、まったく指摘してもらえずに、「やり直し」と社長に突き返されてました。
    また、まとめてお寄りしますね。(^。^)

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