稲盛和夫さんの、『考え方』を読みました。
例によって、感想は、追記をお待ちください。
追記・感想
物事・仕事の結果は、才覚×努力で決まる、と普通の人は思っている。
だが、実際には、才覚×努力×倫理観なのだと。
才覚とは、持って生まれた性格やその仕事に向く性質や家庭の境遇など。
そこに努力を掛けるから、結果が出るのだけれど、
その努力の方向性を決めるのが倫理観。
倫理観は、プラスの方向だけでなく、マイナスの場合もある。
したがって、マイナスの倫理観に努力や才覚を掛けた場合、結果はマイナスになってしまうということ。
利他の精神で、他人に善き思いを持って、善きことをするようにしよう、と。
まったく、仰有るとおりだと思った。
自分だけのために仕事をしても、芳しい結果は返ってこない。
そして、不幸も僥倖も、自分の業を払拭するために現れている。
今、不幸であれば、それは、前世か現世の自分の蒔いた悪い種の収穫であり、そのことがあることによって、それまでの業が帳消しになるのだから喜ぼう、ということでした。
そして、他人にしてあげることによって、タライの水が押し戻されるように、自分に返ってくる。
倫理観・普段の考え方が大事だということでした。