関ケ原の合戦: 歴史を変えた日本の合戦 (日本の歴史 コミック版 9)
- 作者: すぎた とおる
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
ポプラ社の漫画、コミック版 日本の歴史⑨『歴史を変えた日本の合戦 関ヶ原の合戦』を読みました。
例によって、感想は追記をお待ちください。
追記・感想
全体の動きが、一目瞭然で把握できる
お恥ずかしいことに、私、学生時代まったく勉強に集中してませんでしたので、予備知識皆無でした。
関ヶ原の合戦の、すべての動きが分かりやすく描かれています。
漫画であることで、それぞれの人物を風貌を変えて描かれているので、臨場感がありました。
感想・家康は、数人で秀頼を支える立場では気が済まず、やはり天下を取りたかったのだなぁ、と思った。
石田三成に戦をしかけてこさせようと、表向きにはそうとは言えない根回し戦略がエグいですよね。
三成が可愛そうに思えました。
小早川秀明は、狡い考えだから決断が遅い。寝返ったのは、結果的にはいい決断だったけど、最終的には、哀れな末路ですね。
付録・腑に落ちない部分を、ChatGPTに訊いてみた
以下 ChatGPTとの対話です。
あなた:
上杉景勝が、徳川家康に上洛を促されたのに行かなかったのは何故? その時、家康は、どこに居た?
ChatGPT:
ChatGPT
上杉景勝が徳川家康に上洛を促された際に、それを拒否した理由は、主に家康との信頼関係の不安定さと、上杉家の防衛戦略にありました。この時期、家康は豊臣政権下で勢力を拡大しつつあり、景勝は家康の意図を疑い、警戒していました。
具体的には、以下のような状況が背景にあります。
家康の勢力拡大: 家康は豊臣秀吉の死後、関東に移封され、徐々に権力を強化していました。上杉家は家康の権力拡大を警戒し、直接対面することが危険だと考えました。
家康への不信感: 景勝は、家康が上洛を促す目的が単なる面会や協議ではなく、上杉家に対する圧力や罠ではないかと疑っていました。家康がどのような形で権力を行使するかが不透明であり、その結果として、家康に従うことは危険とみなされました。
防衛戦略: 上杉家は越後を拠点としており、家康が関東にいる状態で上洛することは、上杉家の領土が無防備になるリスクがありました。これを避けるため、上洛を拒否し、戦略的に防御を固めることを選びました。
この時、徳川家康は関東(現在の埼玉県や東京都周辺)におり、特に江戸城に拠点を置いていました。家康が関東にいたことで、上杉景勝に対する圧力は強まりましたが、景勝はこれを拒否し、家康との対立へと向かうことになりました。この対立は後に、上杉家と徳川家との間で「関ヶ原の戦い」へと発展する一因となりました。
あなた:
徳川家康は、上杉景勝に対して、何のために上洛せよ、と言ったのか?
ChatGPT:
ChatGPT
徳川家康が上杉景勝に対して上洛を促した目的は、表向きには豊臣政権の安定と政治的秩序の維持を目的としたものでしたが、実際には家康自身の権力強化と上杉家の動向を探る意図があったと考えられます。
具体的な目的としては以下のようなものが挙げられます。
豊臣政権の秩序維持: 家康は豊臣秀吉の死後、豊臣政権の下で実質的な力を持つ存在となり、各大名の忠誠を確保することが重要でした。上杉景勝を上洛させることで、豊臣政権に対する忠誠を再確認し、政権の安定を示そうとしました。
権力の確認と統制: 家康は自身の地位を強化するために、諸大名に対する統制を図ろうとしていました。景勝を上洛させることで、上杉家を直接監視し、その意図を探ろうとした可能性があります。家康としては、上杉家が豊臣政権に対してどのような態度を取るのかを確認し、その後の戦略を立てるための情報を得たかったと考えられます。
軍事的圧力: 上杉景勝が上洛することで、上杉家の領地が無防備になる可能性があり、これを利用して上杉家を弱体化させることも狙っていたと考えられます。家康は景勝を上洛させることで、上杉家の軍事力を削ぐことを試みた可能性があります。
これらの背景から、家康は上杉景勝に対して上洛を命じましたが、景勝はこれを拒否し、結果的に家康との対立が深まっていきました。この対立が後に関ヶ原の戦いへと繋がり、日本の歴史に大きな影響を与えました。
まとめ・感想
マンガで、歴史の概略を掴むのは、その後深く知識を身につける前段階として有意義で効率的な手段だと、あらためて思いました。
紙の本のほうが、理解できないところを読みかえしが出来ます。
本編・関ヶ原の合戦に関しては、領主ごとに事情や思いがあったのだなぁ、と思いました。
加藤清正には、7年間の朝鮮出兵中の苦労があったし。
上杉景勝は、家康が物理的に近いから脅威だったんでしょうね。
秀吉が、もっと長生きだったら、歴史が変わっていたかもと思いました。
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