大谷憲(おおたに・のりお)さんと、片平健一郎(かたひら・けんいちろう)さん共著の、『100歳まで元気で逝ける眠り方』を読みました。
例によって、感想は追記をお待ちください。
追記・感想
先日読んだ本では、長生きするとぽっくり逝けないと書いてあった。
その理由は、長生きすると認知症になる確率が上がるからだったが、この本では、きち
んと栄養を摂って、生き甲斐のある生き方をしていれば、認知症にはならない、と書いて
あった。
それどころか、心筋梗塞や脳梗塞でも、ぽっくりと逝けずに寝たきりになることもある、
と。
では、「ぽっくり」とは、どういう死に方なのかというと、老衰で天寿をまっとうして
眠るように亡くなることだそうだ。
質の良い眠りで、血管が若返る。きちんと睡眠をとることで、或る程度痩せられる。
平均寿命世界一の日本だが、寝たきりになった期間を含めての記録である。
健康寿命を伸ばすには、予防のみが有効な手段。
元気で長生きするには、最初のノンレム睡眠(夢を見ない眠りの期間)を長くすること。
脳も身体も休んでいるノンレム睡眠のときに、成長ホルモンが活発に分泌される。
体温が1度下がることによって、免疫力は35パーセント下がり、基礎代謝力も15~
25パーセント下がる。しかし、人間は、深い睡眠にはいっていくときに体温が下がるの
である。だから、身体を温めて眠ろう、と。それには、温泉や入浴がよいが、遠赤外線に
当たるということもいいのだと。遠赤外線とは、カイロなどである。空気の循環によって
伝導される熱ではなく、生育光線として身体に直接作用してくる。熱源と離れているのに、
身体が共振・共鳴して温められる。
感想として思うのは、夫婦で抱き合って眠る、というのも、熱源の共鳴を起こしている
ことになるな、と思った。部屋自体を温めるより、身体の内側から温まることが大事。
電気毛布や電気カーペットは、身体に有害な電磁波を出す。電磁波はメラトニンを破壊
するため、心地よい睡眠が阻害されてしまう。さらに、微弱電流で動いている心臓や脳に
とって、寝ている間、一方的に強い電流を浴びせられることは、かなりの負担であり、後
々なんらかの弊害が出てくる可能性もある。【一部本文引用】
血流をよくするためだからといって、激しい運動をするのはよくない。心臓に負担がか
かる。激しい運動をすると、骨格筋肉への血液供給が最優先になり、内臓への血流は減ら
されてしまう。
毛細血管の血液循環は、副交感神経を優位にすることで、瞬時に血流はよくなる。静脈は、
筋肉に押されることによって、心臓へと血液を送りかえす。静脈の血管は弾力性が
なくてはいけない。
毛細血管の血流、血液の質、血管の弾力性は、質の高い睡眠をとれば、確実に改善され
る。
健康には、自律神経のバランスが大事。副交感神経だけが優位でもいけない。
付箋を追ってきたが、きりがないので、後は本編に譲る。
新事実として知ったのは、タンパク質や炭水化物と糖分の分解が終わってから、脂肪が
分解されるらしい。
私が肥った原因も、夜中のラーメンやジュースが増えたからだと納得した。
感想として思うのは、この本は、「あたため睡眠」というプロジェクトの宣伝用に書か
れているのではないか、と思った。
それが事実としても、「あたため睡眠」が大事であることに変わりはない。
睡眠不足で肥るそうである。
規則正しく、早い時間に寝て、七時間半の睡眠をとれば、健康への効果が、すぐに出る
らしい。一番改善が楽な健康法と言える。
コメント
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>makimakiさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)