面白いハードボイルド小説『キャバレー・ウエスト・ムーン』バンドとヤクザとホステスとバーテン

山雨の動向

 山雨乃兎(やまめ・のうさぎ)です。
 作家自らが、自分の作品を「面白い」と言ってはイカンという意見もありますが、作家は、自身の作品を客観的にみる目を持っていないといけません。
 時代小説家の鈴木紀一郎さんも仰有っていましたが、「自分で読んで面白いからこそ、読者に薦められる」ということです。
 本作は、エンターテインメント小説です。
 前置きが長くなりましたが、拙著『キャバレー・ウエスト・ムーン』の作品紹介をご一読ください。

改訂版 キャバレー・ウエスト・ムーン

改訂版 キャバレー・ウエスト・ムーン

  • 作者: 山雨乃兎
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2022/07/18
  • メディア: ペーパーバック

 ハードボイルド小説。舞台は、神戸の架空のキャバレー

 舞台は神戸。
 なぜか、北野のあたりにキャバレーがある。
 入り口は狭い。店内へは階段を下る。
 店内は広い。
 カウンター席もあり、ボックス席もある。
 店内の中央、一番低いところに、バンドのステージが……。

 踊り子のダンスはないが、バンドマンの演奏とホステスがいる

 キャバレーといえばラインダンスだが、この店ではそれはない。
 あるのは、箱バンド二組の演奏とホステスとの歓談。

 凝ったステレオシステムで、開店時は、いつもレコードに針を落として『A列車で行こう』

 15センチの厚みの板をつかったターンテーブル(糸ドライブ)でレコードをかける。
 開店時には、いつも、『A列車で行こう』が流れている。
 バンドの音響もバッチリ。

 物語は、オムニバス式に展開

森田彦一が客として登場。その森田がこの店のバンドのドラマーに抜擢される。

 ドラマーとして雇ってくれと店に頼みに来る前島。

 バンドマンの様子。店内の様子。

 バックのヤクザの抗争劇に巻き込まれる。

 プロ・アマ混合のオリジナルミュージックコンテスト(KOM)に向けて。

 魅力的な登場人物たち

 人生に歴史をかかえる主要人物たち。哲学的語らいも魅力!

・千田幾男 キャバレー・ウエスト・ムーンのバーテンダー。49歳。

・森田彦一 最初は客として登場。その後、ドラムの腕を買われて二つの箱バンドの
      ドラマーになる。46歳。

・ホステスたち ちいママ佐江子  池沢瑞樹(いけざわ・みずき)(アキ)  
        藤本栞(ふじもと・しおり) 吉田とし子(Chika)  松本若菜(明菜)
        今井満純(久美) 桜井明子  山本淳子(ジュン) 伊集院かなえ(カナ)
        河合愛(アイ)  徳永香

・吉川先生  ホテルのラウンジやレストランで、ピアノを演奏するのを生業としている。
       若いが、年齢不詳。

・小岩章吉  神戸在住の小説家 3年前、文学の新人賞デビュー 現在50歳

・丸山トリオ Pf. 丸山光一 Ba. 久米島和夫 Dr. 森田彦一

・ドランカークインテット  Pf. 佐藤正吾 Ba. 田之上力 Dr. 森田彦一
              Tb./E.Gt. 中野久作 A. Sax. 神堂留壱

・岡村多恵(Vo.)  丸山トリオにときどき加わるボーカリスト   

・佃くん  大学生 森田彦一が加入するまえの両バンドの臨時ドラマー

・店内男性スタッフ 藤川俊 柳本良一 竹川浩之 木村真治

・本條令子 キャバレー・ウエスト・ムーンを含めた店を経営する社長。
      豊満な肉体。若く見えるが、62歳。

・前島直人  店に突然、バンドマンとして雇ってくれと来る男。40歳。

・長谷川老人  キャバレー・ウエスト・ムーンの常連客 不動産屋をやっている。

・岩田組   盛山誠太郎  岩田昭一  外山  中村

 休日(お盆休み)に、模擬キャバレータイムを楽しみましょう!

 エンターテインメント長編です。
 バンドマンの大変さ、あらすじの面白さやスリルも味わえます。
 お盆休みの読書におすすめです。

 ペーパーバック(紙の本)がおすすめです。(装丁も格好いいですよ)
 電子書籍もあります。

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