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『愛する人が襲われたら?ーーー非暴力平和主義の回答』読了

愛する人が襲われたら?―非暴力平和主義の回答

愛する人が襲われたら?―非暴力平和主義の回答

  • 出版社/メーカー: 新教出版社
  • 発売日: 2020/05/31
  • メディア: 単行本


 キリスト教非暴力主義に関して、考察する本だった。
 非暴力主義とは、どんな場合でも暴力を使わない主義のこと。
 そこで、究極の問いが生まれる。
 貴方の母親、または妻、または子供が悪漢に襲われようとしているとき、
それでも、貴方は暴力で抵抗せずにいられるのか。また、いるべきなのか、という問い。
 ガンジーなどは、戦争で相手を傷つけたり殺したりすることは反対だが、個人が一般的な場で暴力を受けた場合は、自分の身を守るために暴力を使ってもいいし、愛する人を守るために暴力を使ってもいい、という考え方らしい。
 だが、この本では、どんな場面でも暴力を一切否定するという生き方をすべき、という論を展開している。
 愛する人が襲われていても、神からの救けがあるかもしれない、ということ。
 相手(悪漢)を説得する手段も残されている、ということ。
 悪漢にも、家族はいるのだから、相手のことを大事にすべき、という考え方。
 幾多の現実の例も挙げながら、論は展開されていった。
 しかし、そうなれば、警察の存在意義はどうなるのか、などと思っていたら、警察力は認める、という考え方らしい。
 結局、聖書の言葉キリストの山上の垂訓の言葉、「右の頬を打たれたら、左の頬を向けよ。悪人に手向かうな」という部分の解釈の仕方によるのだと思う。
 イスラエル軍による爆撃は、今でも断続的につづいている。
 キリストの言葉を、言葉通りに受けとるのは無理があるのではないか、と思う。
 いずれにしても、聖書の解釈の問題だと思う。
 この本の通りに生きられる人は、そうすればいいと思う。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

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