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『ALWAYS三丁目の夕日’64』完視聴

ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD豪華版

ALWAYS 三丁目の夕日’64 DVD豪華版

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2012/07/20
  • メディア: DVD

 映画『ALWAYS三丁目の夕日’64』を観ました。
 吉岡秀隆、小雪、須賀健太、堤真一、薬師丸ひろ子出演。
 1964年、東京が舞台です。
 ちなみに、その頃の私は、一歳でした。
 東京オリンピックがモチーフとして出てきます。

 吉岡さん演じる、茶川竜之介に、大いに感情移入しました。
 芥川賞候補にまでなって、一時はブレイクしていた茶川でしたが、売れなくなって雑誌一社に対して原稿を書くという仕事だけになっているのですが、その仕事の継続も怪しくなってきます。
 それは、同じ雑誌に掲載枠を持つ、新人の作家のほうが人気が出てきたからです。
 本編をみていて、茶川の情けなさが、「何という、つまらない男だ」と呆れてくるのですが……。
 茶川は、最終的には、一皮剥けるのですが、ストーリーは本編に譲ります。

 作家は、もう一度咲こうとする気持ちを心の中に秘めています。
 須賀さん演じる、淳之介と茶川との別れの場面で、茶川が淳之介に言い放つ言葉が、この物語のクライマックスでした。作家というものの気概・気骨を感じました。

 本編ストーリーは、茶川と淳之介のストーリーと、鈴木オートで働く、六子と医師・菊池との出会い、恋愛、成婚までのストーリーが、同時展開していきます。
 菊池が、どうやら悪い男らしいという認識から、視聴者を裏切る実は出来た人だったという展開。

 この映画では、当時の人々が実際には、そうは思っていなかったのかもしれない、「幸せの形の定義」が、三浦友和演じる、医師・宅間史郎の科白で語られます。
 この映画のメッセージとしては、一番これが言いたかったのだと思います。

 夢や目標に向けて、社会の経済も後押ししていた活況を呈するこの時代が懐かしく感じました。

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