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他人の優れているところは、素直に認めよう。

 友人同士、皆が一堂に会している場面ではなくて、それぞれに個別に会うと、
本性が出ます。
 ある友人に、「Sくん、凄いね。中学三年間野球部だったらしいね」と言うと、
「あんなもん、補欠やがい」と返された。
 補欠でも三年間やったことが凄いじゃないですか。
 それを言った友人は、部活をせず帰宅部でした。
 必修クラブというのだけはあって、将棋部に居ましたけど、将棋部というのはただ集まって誰にも教えてもらわずに素人将棋を指しているだけでしたので、将棋の腕も、野球部だったSくんのほうが断然上です。今でも。
 その友人にしたら、共通の友人が褒められるのが気にくわないのでしょう。
 まあ、その後、社会人になってからは、仕事で結果も出しているのですが、その友人。
 でも、自分は、客観的にみたら勝てていない、と心のどこかで思っているのでしょう。
 他人が功績を残したことに対して、「あんなの、大したことない」と言って、誰に対しても素直に褒めない。
 僕の場合も、世間で一番よく批判されることは、「結局、自費出版やがい。自費出版なんて誰でも出来るがい」と言われることも多いのです。
 自分の功績も残しましょう。
 そうすると、素直に他人の功績を褒めることが出来るから。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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