童話の賞にも応募しようと思って、とりあえず図書館で、子供向けの本五、六冊を借りてきました。
まずは、茂市久美子さんの『アンソニー』を読みました。これは小学高学年から中学生くらいが読む本らしく、童話というより小説でしたが。
アンソニー―はまなす写真館の物語 (あかね・ブックライブラリー)
- 作者: 茂市 久美子
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
実家の写真館を継いだ男性主人公のお話しです。
幻想的で、連作短編のような作りになっています。
それぞれの出来事が伏線になっていて、後のストーリーと絡みます。
プロのカメラマンに成るべく、大学卒業後、出版社に就職も決まっていた主人公なのですが、お父さんが急逝して、実家に戻り、自分で五代目になる写真館を継ぐことに……。
不思議な出来事が、実際は主人公の思い込みで見た幻想だったのじゃないか、と思わせる書き方は大人の小説に負けていません。
済みません。全然、感想らしいことを書けてませんが。
もう、一冊は、二宮由紀子さんの、『森の大あくま』を読みました。
この本は、幼稚園児に親が読み聞かせたり、小学校低学年までの読者を対象にしていると思います。
家でペットを飼うのは何かと不便がある、とか、血統書つきのペットなら納得できる、などという大人の会話がさりげなく挿入されていたり、情操教育という言葉を、さりげなく出したり、お父さんの悪魔は、パソコンで水着を着た女の人がいっぱい出てくるサイトを長々と見ていて、お母さんの悪魔に叱られたり、など、現代の風物もさりげなく挟みながら、もう大人になってはいるけど、ドジで思慮の足りない主人公の大あくまのずっこけ体験を描いています。
しかし、得だなぁ、と感じたのは、主人公が悪魔なので、何にでも変身できて、ストーリーをいくらでも変化させられるところです。
そう言えば、子供の本のコーナーを見たときに感じたのも、悪魔、鬼、魔法使い、がタイトルに入った本が多かったことです。
二冊読んでみて、子供の本でも漢字を避ける必要はない、という事を感じました。
読み仮名をふれば、子供もついて来てくれるようです。
こんなところです。
では、また。(^。^)
コメント
山雨さ~んw
私のブログ紹介ありがとうございます
でも、第三回でなく、第二回なんですw
>岩上さん
すっ済みません。
多分、寝とぼけていたんです。リンク作ったとき。(笑)
訂正しておきます。
ホント、どっか抜けてますから、僕。(苦笑)
では、またブログにもお寄りしますね。(^。^)
大変ご無沙汰しておりました!(´∀`;)ノ
覚えていてくださってありがとさんなのです!
紹介されている本面白そうですね!
読みたい本のリストに加えちゃおう!
>pokkotunさん
こちらこそ、ご無沙汰していました。
最近は、子供対象の童話に対して、書く為に読んでいます。
『アンソニー』の方は、大人が読んでも面白い内容でしたよ。お薦めです。
また、お寄りしますね。(^。^)