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『君もドラムを叩いてみよう講座』ーーー3

 とりあえずは、ドラムを始めましょう。

 出来れば、自分だけの楽器を買っちゃいましょう。

 貴方がまだ学生なのであれば、親にねだって買ってもらうところまで漕ぎ着けましょう。
 それか、アルバイトして資金を貯めて、買いましょう。

「俺は、将来、この道でプロになろうと思っているんだ」
 ぐらいの事は親に言って、自分の楽器を持ちましょう。
(僕の場合は、本当にプロになるつもりでしたが)

「お前の歳からでは、既に遅い」

 などと、親に言われてしまうかも知れません。高校生の内ぐらいからならなんとか芽が出るかもしれないが、大学生のお前では、いくら頑張ったところでプロには成れない、等と、言う人が居ます。

 僕が思うに、遅すぎるということはありません。その人がドラムに向いている人なら40代から始めても、めきめきと頭角を現すはずです。

 親や知人は、自分が自分の求める夢に近づけなかったことを、子供にも味わわせたいようです。

 話しが脱線しますが、小説家などは、70代からでもデビューできます。(出版社が、将来を期待できる新人としては70では遅い、などという考えを持っているようですが、人生経験豊富なほど出来る仕事なのです。それに、本人が何歳まで生きるかは、誰にも判らないでしょう)

 ただ、ドラムの場合は、反射神経の機敏な時期というのは、まあ、50くらいがピークだということは当たっています。

 とりあえず、ドラムを買いましょう。

 一番安い四点セットでも10万はしますが……。

 ええ? 無理ですか。

 それならそれでいいです。

 でも、ゆくゆくは自分の楽器を持つことを考えておいてください。

 出来るだけ、躊躇なく音を出せる場所を持ちましょう。探しましょう。そういう所を。

 バンドの練習なんて、全員で合奏の練習をしたら、耳鳴りがします。

 ドラムは生音で喧しいし、エレキギターやエレキベースも電気楽器なので音量が凄いです。
 小さな音で練習(合わせる練習)をしても練習にはなりません。
 気を遣って弱音して演奏すると、思い切ったフレーズを奏でることができないからです。

 さて、貴方は練習場所も確保した。ドラムのセッティングも自分に合わせてやった。

 そこで、叩いてみるという事になるのですが…。

 大体の始めの音だしのとき、8ビートをやるか、基本のルーディメントをやるかになります。

 僕の場合のように、既に中学で吹奏楽をやっていて楽譜の読み方が分かっている人は別ですが、初めて演奏する人(楽譜も読めない人)は、8ビートの基本のパターンを聴いても、自分で真似してやってみると、両手両足が同時に動いてしまいます。

 しかし、最初はそれでいいのです。

 タンタンタンタン、という四分音符を全部、一遍に叩くという方法で、スネア、トップシンバル、バスドラムを踏み叩き、ハイハットの足踏み、をやってください。

 そこから、刻むという事を意識し始める次の段階にはいって行くのです。

 まずは、8ビートの刻みを中心に、バスドラムやスネアドラムの打音がそれについて来るという感じでの演奏でいいのです。

 耳で聴いた感覚が率直に脳にはいってくる人は、ズンチャン、ズズチャン、という8ビートのリズムを感じて叩いてみてください。

 刻む音の間に、最初にバスドラム、三番目にスネアドラム、という意識の仕方も有りますが、逆にそれでいくと頭がややこしくなってしまいます。

 歌でも、歌手を真似るところから最初は始まるでしょ。

 見本の演奏を聴いて、それを耳と頭(時には心)に記憶して、それを真似る、という事から始めてください。

 それでは、また。(^。^)

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