行き違いを避けるには

　真夜中ではありませんが、真夜中のつれづれ記です。

　先日、懇意にしている友人とメールでの誤解があったんですが……。

　その友人との具体例などは、避けるべきなので書きませんが、今回は、メールなどの誤解をどう防ぐかについて、僕の考えを述べてみたいと思う。

　僕の持論ですが、ケイタイ電話は悪です。（何故、ケイタイが悪なのか。勿論、僕の一意見ですが、その論旨の展開は別の機会に存分にしたいと思います。よって、今回は、その事については深い論考を避けます）

　みんなそれぞれ、会社に居るときは会社の電話が有るわけだし、プライベートも家に居れば連絡はつくと思うのです。ただ、営業職の場合（自営業の場合も）、得意先とのやりとりをオンタイムに、どこに居ても反応できるというのは、営業の仕事では必須かも知れません。

　メールの場合、ケイタイのメールは、ア行だったらア行のボタンを押して、そのボタンを何回押すかによって「う」であったり「お」であったりの文字に変換していく訳ですが、どんなに馴れた人でも、その方法では文字を打つのに相当の時間を要します。

　ケイタイでも、打ち方の設定を変えて、昔のポケベルのときに用いられていた方法、50音表の何行の何段かを数字で打ち込んでいく方法もありますが、それでも、パソコンのブラインドタッチに比べれば遅いです。
　遅いという事は、長い文が打てないということになります。

　人と人は、直接会って話すのが、一番お互いの理解を深めるのに有効な方法です。

　また、直接会っても、相手に遠慮するあまり、言葉を発したその言葉の動機面を相手に説明できていないと誤解が生じます。

　情報量が多いほど、現実の本人の意志を表すのに近い表現が出来ると思うのです。

　できるだけ、長文でやりとりする方が、誤解が少ないでしょう。

　それが出来ないときは、そのケイタイで通話する方が、まだ本意が伝わりやすいでしょう。

　そういう意味で、ワープロを難なく打てるようになって、出来るだけ長文でやりとりするのが望ましいと思います。

　僕のブログのことを、毎日htmlの更新をして暇だな、と思っている人が居るかも知れませんが、キーボードを打つのが速くなると、更新に時間は、そんなに掛かりません。

　話しが脱線して、デジカメの写真の話しになりますが、今の時代は、５００万画素でもケイタイのカメラで当たり前となっていますが、デジカメとケイタイのカメラとの決定的な違いは、レンズの大きさです。

　テレビ局が使っているプロ用のカメラと家庭用ビデオカメラの場合も、構造的な違いは今の時代殆どなく、違うのはレンズの大きさです。（光の取り込み量の違いです。だから、シャッター速度を変えられない場合は、特に決定的な差が出ます）

　レンズが大きいと、それだけ多くの情報を受けれるのです。

　画素は、印刷段階での粒子の粗さ細かさなので、その前の陰影の情報量の差には勝てません。（例えば、僕の使っているカメラは２００万画素ですが、ケイタイの５００万画素のカメラよりもリアルに映ると思うのです。それは、レンズの口径の差です）

　同じ所を撮っても、より立体的に映ります。

　そんな話しから引っぱってきて考えると、人と人のコミュニケーションも、どれだけ多くの情報を伝えられるかによって決まると思います。

　例えば、「家が有りました。」というだけの文章と、

　「家が有りました。大きな家でした。敷地は２００坪を越えていました。外側には生け垣が創られていました。母屋は二階建てで、棟はコの字型に曲がっていて、内庭もありました。外壁は茶色でした。木造の炭焼き板の壁でした。瓦は昔ながらの重たい藍色の瓦でした。そこには二世代が住んでいました。６０代の両親の子である息子は最近結婚しました。嫁は、この地方より北の田舎から嫁いできました」

　という文章とを比較すると、前文では、色んな家が想像できますが、後の文では、様々な詳細が述べられているので、殆ど想像しなくていいくらいです。つまり、正確に情報が伝わります。

　小説の場合は、わざと情報量を制限して読者に想像してもらうのも手法ですが……。

　そんな訳で、今日思った事について書いてみました。

　では、また。（＾。＾）