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億万長者になりたい、とは思わない

 有り余る資産、タワーマンションに住み、高級車を乗り回す。
 妻の他にも何人も妾が居て、高級レストランで頻繁に外食。

 そこまでしたいですか?
 私は、そこまでの富は求めていません。

「上見りゃキリなし。下見りゃキリなし」
 という諺(ことわざ)があります。

 そして、他人と競争して一番を目指す生き方は、その枠で一番になってもさらに大きい枠でまだ上が居るので、欲求にキリが無く、いつまで経っても満足することが出来なくなる、ということを今の世間の風潮ではいいますが。
 競争は大事です。
 一番になった優越感に浸ることも大事です。

 ですが、世界中で一番になる必要はありません。

 富に関してもそうです。
 いや、むしろ、富で一番になる必要はありません。
 小さな枠でも富で一番になる必要はありません。

 目指すなら、地位や名誉でしょう。職業の自負でしょう。

 職業の定義、考えてみました。
 誰かのためになる、それが職業です。

 エッセンシャルワーカー。その職業が無くては社会が動かない、困る人が出てくる職業。医療や掃除、農林水産業や警察や消防などです。

 誰かを喜ばせる職業もあります。

 林修さんが仰有ってましたが、「問題を解決する」もしくは、「価値を提供する」それが職業です。

 お金は儲かるけど職業と言えないのは、たとえばパチプロとデイトレーダーです。

 パチプロは、お店からお金を吸い上げているだけです。
 誰のためにもなっていません。
 せめてお店のためになるなら、むしろパチンコで負けることなんです。

 デイトレーダーも、誰のためにもなっていません。
 デイトレも投資と言えるかもですが、大口の株主になる投資なら、その企業を経済的に後押ししている、つまり企業のためになっていますが、短期間で株価の上下変動を見極め売り買いするのは、利ざやを稼いでいるだけで誰のためにもなっていません。

 誰かのためになる。それが仕事なんです。

 仕事をやって誰かのためになっている。
 これこそが、仕事をする意義でしょう。

 そういう自負心や名誉を持つ。
 それは大事ですが、お金を誰よりも儲ける必要はありません。

 年収600~800万になれば、それ以上儲けてもお金が儲かることによる幸福度の差はないそうです。

 億万長者になってもいいです。
 ですが、億万長者になったら大金を寄付するなどして社会に還元しましょう。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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