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実録・ぎっくり腰ーーー退院後の生活

   コルセットをつけた生活

 9月6日に退院しました。
 9月6日と言えば、かなり昔、高校時代の体育の授業中に大事故を起こした曰く付きの日です。

 退院のために、自宅と自宅のトイレで使える杖を、アマゾンで購入していました。それを家族に持ってきてもらいました。
 退院後、コルセットがとれるまでの間は、文机のまえに胡座をかいて座るのは腰に極端に悪いとのことだったので、机を設置し、椅子にすわることにしました。その椅子も、入院中にアマゾンで注文して家にとどけてもらっていました。

 自宅に帰ってすぐ、下の弟と母に、父の形見の机をセッティングしてもらいました。
 そして、届いていた椅子を、弟に組み立ててもらいました。
 僕は、こういうDIYが苦手なので助かります。

 新しい環境では、さらに机周りに照明を追加することにしました。YouTube動画で明るさが足りないからです。
 その照明も、入院中にアマゾンで注文していました。
 これは、その日の午後に来た上の弟に組立・設置してもらいました。
 いやあ、弟が居たことは良かった。

   一新した自室環境(机と椅子を導入)

 自室で寛ぐときに、一番願っていたことは、ゼロコーラを飲んで手巻き煙草を喫うことでした。
 ところが、頼んでいたコーラは、実はコーラではなくコカコーラ社から出しているただの炭酸でした。
 さらに、手巻き煙草を巻くローラーが見当たりません。

 何と、母が捨ててしまっていたのです。
 仕方ないので、手巻き煙草は、手で巻きました。

 手巻き煙草を、手で巻くって、本当に難しいんですよ。

 そして、仕事の再開に際して、ガソリンとして必要なウイスキーも用意していました。

 とは言え、まずは、仕事じゃなくてリラックスです。
 毎日のように酒を飲みつづけました。
 仕事の再開にあたって、途中までのデータが、どれが最新のものかわからなくなっているんですよ。それで、仕事にとりかかるのが億劫になって、数日間、仕事にとりかかるのを後まわしにして酒を飲んでいました。

 ところがね、そんな生活のせいか、足がむくんできたんですよ。
 原因として一番考えられるのは、普通の砂糖を多量に飲んでいるからだろうと思いあたりました。
 急遽、ノンシュガー(糖質ゼロ)を注文しました。

 お酒を飲むので、痛み止めの服薬は中止していました。
 でも、帰って数日後から、腰が痛みはじめたのですよ。

 病院での生活と違って、家では、色んな姿勢をとります。
 椅子にすわる。椅子の背もたれから話してすわる。前屈みになる。背もたれにもたれる。身体をねじる。便器にすわって尻を拭くとき、頻繁に右側の尻を上げる。立って歩く。物を持って歩く。横たわって身体をねじる。

 腰やら尾てい骨が痛くなってくるのですよ。

 痛くなったとき、どうするか。
 横になって、身体を横向きにして、お尻を揉むのです。そうすると、お尻の筋肉の凝りがほぐれて同時に脊椎がグキグキ音を立てて正常な位置に戻るのです。
 すわっていて痛くなってくると横たわって尻を揉む。この動作を繰りかえしています。

 病院から帰って一番困ったことは、便が出なくなったことです。
 便が直腸まで来て、その先の肛門でひっかかってしまうのですよ。
 入院中は、そういう症状になったとき、看護師さんに便を指で掻き出してもらっていました。摘便といいます。

 便が固く、また便を押し出す筋力が弱っているんです。
 そこで、自身で摘便をすることにしました。
 ビニール手袋を用意して、彼女との情事の際につかっていたローションを手袋につけます。

 やり方は、YouTube動画で確認しました。
 でも、本当は、素人が自分で摘便はしないほうがいいらしいです。(直腸を傷つけることがあるので)

 直腸に指を差し込んでのの字に指をまわします。

 便意が出てきて、少しずつ便が出ました。
 その後、下剤を飲んだら症状が改善しました。

 今後、コルセットを外せるようになったら完治です。
 あと20日ほどです。

 入院中最初の頃は、ベッドに仰向けの姿勢のままでした。パソコンも左手で持って右手で下からキーボードを打ちます。
 退院して幸せです。

  パソコンを上から支配できるのが何よりいいですね。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

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