池田晶子さんの、『人生は愉快だ』を読みました。
実は、読了ほどには読んでいません。後二十パーセント読めば読了という段階です。
人生相談が、なかなか独自の見解を披露していてよかった。
ですが、肝腎の哲学の話しは、まったく駄目でした。
私も、新聞や雑誌や、その他、最後までは読まないけれども囓り読みした本で、池田さんが述べられる哲学者に関しての、他の人の著述を多く目にしています。
そういう内容に関して、参考文献として挙げられている本の内容を、何も超えていないように感じました。参考文献丸写しのような箇所も多い、と感じました。(文末や言い回しを変えているだけです)
自分の独自の見解というのが少ないように思います。
実際、何章にも亘って、「この文章、どこかで読んだことがあるなぁ」と感じる章が多かったです。(用語が似ているから感じるという程度ではありません)
こういう本の作り方なら、当該のカテゴリーの知識を持っている人には、ご本人でなくても簡単にできる、と思いました。
若くして亡くなられていることは事実ですが、内容がとるに足りません。
厳しいですが、本当の処です。
コメント
女性哲学者ですね。亡くなられたのですか。
「本格派「当事者」雑誌」のほうはいくらかお読みくださいましたか?
>犬儒@編集人さん
ご訪問有り難うございます。
サイトの方へお寄りしました。
一部読んでみましたが、ピンときませんでした。ですが、小説の評価というのは村上龍さんも仰有っているとおり、主観的なものだと思うので、私の感想はただの私の感想と言うに過ぎません。
私も、原稿をメールで一部お送りしたいと思っています。
ただ、リアル生活の方が忙しくなりかけていますので、すぐに自作の中から一つを選んでお送りする動きには動けないかも知れません。
少しお待ちくださいね。
私も、閲覧率の高いサイトで紹介されることを楽しみに思っています。
では、またお寄りしますね。(^。^)
お寄りくださってありがとうございます。
今のところ、インターネット文学チャートで4位とか10位とか、それくらいです。新作が出るとエアーランキングでは1位になることが多いです。
なにか商業ベースに乗りそうもないけど、世に問いたい、的な作品がありましたら私のところもありますので、覚えておいて下されば。
短いものだと『犬儒の本』が純文学ショートショート?です。あと、『落剥』もありますが、『落日』が去年の北海道新聞文学賞落選作です。ちょっと際物で当たり障りがあったのかと思います。由名さんもことごとく文学賞敗退していました。病気が出ると評価しにくいみたいです。とりあえずお勧めはそのあたりです。「編集後記」などもご参照ください。
では、よろしくお願いします。