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バスケットボールの思い出ーーー6(バスケットシューズ)

 部に、僕と同じくらい背の高い部員で、しかも男前という奴が居たんです。

 僕も男前でしたが、彼は、僕よりも、もっと洗練された男前なわけです。

 目元が涼しい。すこし吊り目気味の、体型も細い男前です。(僕も当時は細かったんですが。僕の場合、細いというより痩せすぎでしたね。178センチの54キロでしたから)

 彼は、『スラムダンク』に出てくる流川くんのような風貌でしたね。

 彼は、運動神経もいいのです。

 その彼が、

「オイ、山雨(ホントは本名)。ここからシュートして入ったら、ナンボくれる?」

 と、僕に訊きました。

 オールコートの長い方の端から、反対側のゴールにシュートすると言うのです。

「それは、無理やわ。届かへんて」

「もし、届いたら、どうする? それで、もし入ったら。一万円くれるこ?」

「わかった。一万は出せへんけど、八千円やるわ」

 その言葉を聞くが早いか、彼は、野球のボールを投げるように、片腕で投げました。

 ゴールのボードに当たって、そのままリングに、スポット!

 入ってしまいました。

 その後、

「知らん。そんな約束したかな」

 と僕は逃げました。

 恐るべき奴です。

*次話は、こちら→  バスケットボールの思い出7

*トップは、こちら→  バスケットボールの思い出1


 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作**『閉鎖病棟』**です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >kkkkさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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