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酒気帯び規制が強すぎるので、景気が上がらない。さらに、敷衍して。

 都会では、そんなことはないでしょう。

 でも、たとえば、東京や大阪を人間の体にたとえた場合、頭と心臓だとして、

その他の地域が、全身だとすると、

全身に血液が行っていない状態が、今の日本です。

 

 賛否両論あるでしょうが、とりあえず、話を最後まで聞いてください。

 先日、スナックに行きましたが、

西脇には、四カ所ほど、スナックがかたまっている地域があるのですが、

行ったのは、その内の、ひと地域です。

 往年の頃には、50軒ぐらいが軒を連ねていたのに、

たった三軒になっていました。他の店は、建物だけが残って、廃墟になっています。

 酒気帯びをすると、罰金が異様に高く、逮捕もありうる、ということがネックになっているのでしょう。

 東京、大阪、名古屋、札幌、福岡とかだけが、車を使わない都会の人たちの都市だとして、

その他の地域が全滅です。

 スナックだけではない。飲食店も、酒も出して長居してもらうから景気がよかったのに、

飲食店も経営難になっています。

 誰も、タクシーを呼んでまで飲みにはいかない。

 運転代行を頼んでも、タクシーと同額かかる。

 

 飲酒運転を規制するより、事故を起こしたときに、きっちり賠償させる、速度超過とか、飲酒してるかどうかにかかわらない違反を厳しく罰する方向にしたほうがよいのではないでしょうか。

 すぐに、「飲酒運転事故の被害者家族の気持ちを考えろ」と言う。

 危険性をゼロにすべき、という考えで行けば、飛行機を飛ばすのもやめたほうがよい。

 日本を体にたとえると、全身に血液がいっていない。

 消費のシェアで一番大きいのが、遊びの部分だと思う。

 そこを完全に止めてしまって、買い物もオークションで安いものを探して買うのだから、

景気がよくなるわけはない、と思うのです。

 バブルの頃だって、全員がバブルの恩恵をうけていたわけではない。

 でも、安月給の人も、気分が乗って、酒場にかよっていた。

 

 まあ、こういう意見を言うと、必ずバッシングされるのですが、

それなら、地方に、もっと鉄道の駅を増やせ。

 市単位ではなく、区単位で、ひとつの区に、二駅はつくって、都会並みの終電車を走らせろ。

 宿泊施設も、ビジネスホテル程度の安宿を、もっと増やせ。

 車の酒気帯び規制を緩和しない場合、もう、税金で、インフラを増強するしかない。

 それか、もう、田舎を切れ。

 もっと多くの人に、都会に移住してもらえ。

 そして、田舎でしか成立しない産業に従事している人には、もう、遊びを与えない、ということにしろ。

 結果、日本の自給率が低下する。

 

 今、景気がいいのは、宅配便業者ぐらい。

 音楽CDも、売れない。(例外はあるが)

 本屋でも、新刊書店なんて、レジ精算してもらってる場面に出会ったことがない。

 外食は、不景気。

 工業団地は、それなりに忙しい。

 工業団地で仕事して、家で飲んでる。

 景気がよくなるはずがないと思う。

 公共事業が減って、それに従事する人が減って、飲食店、飲み屋がすたれている。

 そうなると、目減りが少ない公務員だけが、家で、ほくそ笑みながら、高い酒を独り飲んでいる、という構図になっているのだと思う。

 お金は、あらゆる業種に循環しないと、全体の景気は上がらない。

 

 追記的に、敷衍する。

 アベノミクスといっても、実体経済を伴わない。

 株価の変化で儲けている投資家と、円安で得する業種だけが儲けている。

 仕事がない人は、そのテーブルにもついていない。(倒産した会社の社長などだ)

 株価が上がって、円安に動いても、日本の企業が元気になっているだろうか。

 中国に、物の生産の方法は教えたけれど、公害を少なくする方法は行き渡らなかった。

 勿論、日本企業も教えようとしたのだろうが、コストがかかるので、中国企業が公害対策を敬遠した。

 その結果、PM2.5問題である。

 西脇市も織物の街だが、もう、織物で稼いでいる会社がほとんどない。

 同じ品質なら、中国で生産できるようになってしまった。

 電化製品の製造は、日本でもいまだに活況かもしれないが、毀れにくい電化製品は、昔ほど売れなくなった。

「この状況を見てください。どこが不景気なんですか」

 と言っているのは、都市の人間だけである。

 西脇市では、製造業も駄目、ホテルも駄目、酒場も駄目、景気がいいのは、宅配便だけである。

 しかも、同じ運送業でも企業相手の大口の運送業は廃れている。

 大型スーパーも駄目である。

 このままでは、地方都市が、皆、死ぬ。

 対岸の火事と思っている都会の人たちだが、血液は、体中を巡らないと、やがて全体も不健康になる。

 そのことに、どれだけの人が気づいているだろうか。

コメント

  1. 規制委員会幹事 より:

    飲酒運転は一種の覚醒された状態での行動なので、危険な武器を放置している状態と同じなのです。これをさしおいて、他を強化しろとは、ありえないことです。赤ちゃんに、実弾入りのピストルを、おもちゃとして与えていることと変わりありません。誰もがまさか自分が、と思って軽視して見ているので行政で取り締まらなければならないのですよ。

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