映画『百円の恋』を観ました。
感想は、追記をお待ちください。
追記・感想
ニートだった主人公(女)(斉藤一子)が、ボクシングに目覚めていくという物語。
恋愛要素があった。
一社目の仕事を早くに辞めてしまって、ずっと実家でだらだらと過ごす主人公。
先に嫁いでいた妹が、離婚して、息子を抱えて実家に戻ってきて、実家の弁当屋を手伝っている。
その妹と大喧嘩して、一人暮らしを始めることになる。
お母さんが、一人暮らしの初期費用をポンと出してやるところは、随分おれの環境とは違って恵まれているな、と思った。
何でも百円で売っているコンビニに就労するのだ。
その行き帰りで、ボクシングジムを目にして、ボクシングジムのまえで声をかけられた男とつき合うことになる。
その男の試合を見に行ってから、ボクシングジムに入門していくのだが、どうも観ていて入門の理由がはっきりしないな、と思った。
百円コンビニの変な従業員たちとの日常。
誰も、自分のスタイルで気楽に生きている、というのを感じた。
最低限仕事をしていれば、あとのことは、ちゃらんぽらんでも構わない、と思っている人が多いな、と。
年齢的に、例の試合後、ボクシングを辞めた男との恋愛。
急に別れる男。
そして、最後には、またくっつく。
こんなもんかな、と思った。
途中、一旦男に拒絶されて、それに立腹して、その怒りがボクシングに邁進させることになる。
たしかに、ボクシングは、ただのスポーツではなく、「怒り」が原動力になっているな、と改めて感じさせられた。
主人公も試合に出るが、散々な負け方。
ボクシングは、誰にでも始められるが、試合に勝つのは並大抵ではないな、と思った。
主人公が、ボクシングを始めて、だんだん精悍な顔立ちに変わっていくのが観ていて頼もしかった。
心も成長してゆくのが描かれていた。
男のまえで泣く泣き方は、成長しても変わっていない。
笑いながら泣く、弱虫ニートの泣き方だ。
|