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映画『らせん』完視聴(追記あり)

 鈴木光司原作の映画『らせん』を観ました。(何回も観たのですが……)
らせん (Blu-ray)

らせん (Blu-ray)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2012/04/27
  • メディア: Blu-ray
  例によって、感想は追記をお待ちください。
   追記・感想
 『リング』『らせん』『ループ』の三部作、原作はすでに全部読んでいます。
 今回は、死が確定的となった登場人物たちの恐怖心が描かれているのがよかった。リアルだった。
 松嶋菜々子が演じる、高山竜司の元妻は、今回は、回想シーンにちょっと出てくるだけ。
 最後まで分からなかったが、なぜ、ダビングしたビデオを親に見せたのに、高山竜司の息子は死んでしまったのか。謎でした。
 高山竜司の元妻、浅川玲子の、上司である新聞社の記者、この人の苦悩がすごくリアルに描かれていた。
 主人公満男の同僚、宮下の、最初は山村貞子の呪いを信じない姿勢から、貞子の悪夢に悩まされて苦悩する変化も、すごくリアルだった。
 貞子とセックスしてしまう安藤。相手は幽霊だよ。
 そして、高野舞の子宮をつかって復活する貞子。
 その後も、見かけ(ルックス)は高野舞である貞子の子宮を利用して、高山竜司と安藤の息子が復活する。
 医学の見識として、無理があるな、とも感じた。いくらDNAを卵子に植え付けて復活しても、そっくりそのままその人の記憶までは再現できないよ。
 結局、山村貞子の、「人々に恐怖を味わわせたい」という思いが実現する世の中になっていく。
 浅川のメモに、呪いの力がある、という設定。なかなか面白かった。
 それによって、ビデオを見た人以外も謎の死を遂げる、という新たな謎が出てきたから。
 『リング』『らせん』は、最高傑作だな。
 『ループ』は、ホラーの要素は低くて、SFだけどね。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

映画評論
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