小説の書き方講座7をアップロードしました。
【済みません。漢字が間違っていました。「欧」ではなく、「殴」られた、が正解です。】
【さらに、「偏行」ではなく、「偏向」でした。】
「描写を充分にし、説明は極力さけたほうがいい」と言うが……
・怒った(説明)⇔顔を真っ赤にして、拳を振り上げた(描写)
・殴られた(説明)⇔いきなり拳が目の前に突き出され、鼻の骨が折れる音がして、気がつけば口のなかに鉄錆の味がした(描写)
描写は、プロレス中継のようなもの。動作を見たまま全部書く
描写が上手く書けているってことは、そういう方向に偏向しているから。
実際は、説明の積み重ねでもいい。
時代小説の場合とか、登場人物の多い作品の場合は、それを描写で書いていると紙面を割きすぎる。
10年も書いていれば、描写ができるようになる
何で、編集者が描写を多くすべきだと言うのか
ワクワク感・リアル感を小説から得たいから
ストーリー展開の速さだけを求めるなら、説明だけで書くほうがいい。
ストーリー展開の速さと同時に、ワクワク感・リアル間も満ちていたほうがいいから、描写の比率を上げなくてはならなくなる。
描写の極地の表現→ シニフィアンの戯(たわむ)れ
主人公の見る物、すべてを書く。
登場人物の様子・動きも書く。
始めは、描写や説明にこだわらずに、ともかく書く
書いていかないと、これが「描写」で、これが「説明」なんて分かりません。
まずは、書いていきましょう。
10年も経つと、自然と描写の多い文章になっていますよ。
*次話は、こちら→ 小説の書き方講座8
*小説の書き方講座、トップはこちら→ 小説の書き方講座1(前編)
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コメント
描写と説明の違いを、具体的に言われていて、とても分かり易かったです。
何にしろ、上達するためには、とにかくたくさん書く、というコトですよねぇ^^;。
>sakamonoさん
僕自身が、描写と説明の具体的な違いを提示できないのですよ。
動作を、動詞で表すか、もう一段階、見えている状況だけを表現する文章に格下げするか、という違いだと思うのですが、説明の繰りかえしだけでも、そのなかに心中を表現したモノローグが頻出すれば、それも立派な描写を含んだ文章と言えますし……。
また、あらゆる角度から小説創作について動画でご説明していきますね。
また、お寄りしますね。(^。^)