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アニメドラマ『ジパング』完視聴

 かわぐちかいじ氏原作のアニメドラマ『ジパング』を、全話みました。

 200X年6月、日米新ガイドラインの下での海外派遣によりエクアドルへ向かう海上自衛隊の自衛艦隊のイージス艦みらいは、ミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。【Wikipediaから引用】

 それで、タイムスリップしてしまったんです。日本が太平洋戦争を始めて間もない頃に。

 艦長を含め、全乗組員が、この時代に影響せずにいようと、最初は思うのですが、日本人がアメリカ軍から攻撃を受けて大勢の人が戦死してしまうのを知っていながら何もしない訳にはいかない。そういう考え方になる。

 まして、みらいが攻撃を受けたときにも平静でいられるか、というと、それは無理なんですよね。

 元の時代に戻りたいので、タイムスリップが起こった同じ海域にも出かけますが、大嵐は起きない。

 そんななか、全身に傷を負って、戦闘機ごと海に吸い込まれる寸前の、草加拓海少佐を、みらい副長、角松洋介が助けてしまうわけです。

 そして、この戦争がどうなるかを知った草加拓海が、歴史を変えて新しい国をつくろうとする。それが、日本ではなく、「ジパング」なんですね。

 歴史にどうかかわるか、という点で、対立する角松と草加。これが、物語をひっぱる主軸です。

 両国とも理由があって起こした戦争。

 最新兵器と当時の兵器との性能のちがいを如実に描いた描写も見どころです。

 日米それぞれの軍人が、どういう意識で戦っているのか、も描かれています。

 自衛隊という立場。専守防衛に徹するということ。それを、激戦地でも実行しようとする。

 戦争の関わり方を考えさせられる内容でした。

 元いた世界には戻れない悲哀も描いています。

 シースパローにロックオンされたら、もう逃げられないな。(笑)

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

映画評論
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