片山恭一さんの、『ジョン・レノンを信じるな』を読みました。
例によって、感想は追記をお待ちください。
追記・感想
主人公の部屋に現れた、ジョン・レノンの幽霊。
彼は、突如暗殺された無念を語る。と同時に、反社会的発言や非暴力表現をやってきた自分が、結局は売れっ子になって、マイノリティーの代弁者としてそういうことを訴えている自分の姿の矛盾に困っていたから、「もう、殺されるぐらいしかなかった」とも述懐している。
主人公男性の長年の恋愛。
求婚に行った相手のお父さんの反対。
大学を卒業して大学院に行って、就職するまで、あと二年ちょっとが、成婚まで待てない若い主人公。
人生を諭す、主人公行きつけの喫茶店のマスター。
自棄になって、別の女性との恋愛をスタートさせる主人公。その気持ちの焦りが、ベッドでの経緯として描かれていて面白かった。(どうしても、レコードをかけながら事に及びたい主人公)
後半は、面食らうような激しいストーリー展開。
恋愛小説として、あるある的によく描かれていました。
文体は、村上春樹にそっくりです。
後のヒット作、『世界の中心で愛を叫ぶ』の前身と言える小説です。
コメント
赤い服と白い服どっちがいい?
白い服。(というか、誰の服のこと?)
チンレノンとマンレノンだったら、どちらが好みですか?
チンレノンは要りません。マンレノンがいいです。w