PR

大きなことを成し遂げようと思ったら、

 潜行する手を、何重にも打っておかなければならない。

 私は、そう思う。

 あまり詳しくないので、言及を避けたいのだが、北方領土返還の話し合いに、

こちらの主張と解釈だけを、理論的に述べても、進展は望めない。

 表向きのそれぞれの解釈と主張を述べ合うだけでは、現実は変化しない。これは、何も外交に限ったことではないだろう。

 私は、佐藤優氏の『交渉術』という本を一冊読んだだけに過ぎないが、

外交の進展には、根回しが必要だと思った訳である。『交渉術』を読んで。

 理路整然と、自分の主張と解釈を述べただけでは、誰も、つまり相手も、行動を起こさない。

 鈴木宗男氏が、いかにこの問題に関して、ロシアに対して、有効な手を潜行して行ってきて、返還交渉の場まで持っていかれたのかを考えると、今の政府の対外交渉では利を得ることは期待できないのではないか、と思う。

 最終場面で、当時の総理の逝去となって頓挫した訳だが。

 相手にとって有利なこともして、主張は明確にし、あまりにもこちらが優遇されすぎたので、

「もう、あの件に関しては、アンタの好きにしてよ」

 と思えるように、相手の心を持って行かなくては実現しないと思う。

 かなり時間のかかることを鈴木宗男氏はやられている。

 かと云って、一般市民に分かるようにロシアに対しての優遇策を、どちらの国民にも見せてはいけない。有言実行では手ぬるいのだ。潜行して、無言実行で、相手の心を揺さぶらないと。

 よく、人生や世間の動向が、将棋や囲碁に喩えられるが、それくらい、奥深い作戦を練って、潜行した手を打っていかなければ、現実の世の中、思うようにならない。

 私にこの問題の議論を迫られても浅薄なので困ってしまうので、とりあえず、意見の提示だけにする。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
山雨 乃兎をフォローする

コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

PVアクセスランキング にほんブログ村 新(朝日を忘れた小説家)山雨乃兎のブログ - にほんブログ村