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ことわざについて、最近思うこと

 「果報は寝て待て」という、ことわざがありますね。

 一年ほどまえ、テレビでインタビューを受けた一般の人が答えていたのですが、

ぜんぜん、そうは思えない、と。

 その人、寝て待っていても、ぜんぜん自分には僥倖はない、という意味で言われたんでしょうが、

当たり前ですよね。

 何の努力も、するべきこともしないで、ただ、寝て待っていたって、好いことが起こるわけがありません。

 充分にやるだけのことをやってから、それから、寝て待つのですね。

 

 もう一つ、「金は天下の回り物」という、ことわざがありますよね。

 このことわざは、くせものですよね。

 だって、たとえば、アンデルセン童話の『マッチ売りの少女』に、「金は天下の回り物」だから、心配しなくていい、と言えるでしょうか。

 僕は、ひょっとして、このことわざの作られた背景に、その時代の風潮があったのではないか、と思うのです。

 努力はしてるんだけど報われない、しかも、病気にもなって最低限の生活費も稼ぎ出せない、というような人に対して、「金は天下の回り物」とは言えないでしょう。

 だけど、それが、言えたと思うのですよ。

 それは、何故かというと、

悪いことをすることも、行動の選択肢に入れた生き方をするのもアリだという考えがあったからなのではないでしょうか。

 盗みを容認するような風潮があった時代だったのではないでしょうか。

 この、ことわざが作られた時代。

 そう、考えないと、成り立ちません。

 正義感が強くて、上記のような状況になった人には、このことわざは成り立ちませんもの。

 

 あと、「早起きは三文の得」ですね。

 早起きしても眠たいだけですね。

 早起きしたら、散歩をして、

道端にお金が落ちているのを発見することもある、なんて、

そんなこと、あるわけがないですよね。

 これは、深酒して健康を崩すよりも、毎日決まった時間に起きる習慣をつけて、身体の健康を維持して長生きしましょう、という意味ですね。

 でも、もっと言えば、普通に生業の仕事を終えて家でゆっくりして寝たら、次の日早起きして、少しは勉強をしましょう、という意味でもある、と思うのです。

 朝、起きたところだったら、ぜんぜん疲労はありませんから、すいすいと勉強ができますね。

 そうやって、普通の人よりも学問を身につけて出世しましょう、という意味のような気がします。

 

 まあ、そこまで言っても、しょせんは、僕は、『(朝日を忘れた)~』ですから。(笑)

 わかっていることはわかっているんですが……。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >ビター・スイートさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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