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ブレーキのついていない自転車だが……

 ブレーキのついていない競技用の自転車を公道で走らせていたとして、競輪選手が逮捕されたわけだが……。

 そんな事態は、前からありますよ、と言いたい。

 伊集院静氏の書いた小説のなかでも、(正確ではないので言い切れないが(私の記憶からだから))競輪選手が公道で練習するパターンはある。自転車の前後どちらかに監督用の車がつく場合もあるが、選手だけの場合もある。

 それを、何故、仲間が警察に通報したのかが分からない。

 最近話題になっている、競技用のブレーキのついていない自転車が問題なのは、プロではない素人が公道で乗るからだろう。

 プロなら、ブレーキがついていないことによる危険性は把握しているし、万が一のときでも、自分が犠牲になる行動をとることで、事故の相手には損傷を負わせないという心がけがあると思う。

 素人は、気晴らしのために乗っているにすぎないので、イザとなったとき、自分の身を犠牲にするほうにハンドルを切ることは出来ない。

 それを、一律に法律が施行されたからといって、プロの競輪選手にまで、公道での練習を控えさせる、或いは、ブレーキのついた自転車に変えさせるというのか。

 一番腹が立つのは、自損事故を起こした仲間を警察に突きだした仲間だ。

 また、事故を起こして救急車を呼ぶ必要があり、その上で仕方なく事故届けも出す必要があったという場合なら、警察のほうが、「ブレーキのついていない競輪用自転車」について、摘発を控えるべきではないのか。この場合は、プロが練習のために乗っていたのだから。(しかも自損事故だろう)

 良案としては、競輪選手であるという身分証明が出来れば、ブレーキのついていない自転車に乗っていることだけで違法にすることから除外してはどうか、という案だ。

 政治家へのインタビューでも、そこまで聞くか、という事を訊く記者、とか、インタビューの一部だけを抜粋して責め立てる週刊誌や新聞のライターとか、この国は、もう、どこかおかしい。

 責められるべきことをやった人が、はじめて責められるべきなのだ。

 自分がやっかむから、少しでもネタになりそうなら、簡単に他人を貶めれるか。

 情けない。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >ビター・スイートさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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