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初速がにぶいと、簡単にニートになりますよ。

 人生というのは、放物線を描いているのです。

 エンジンでも、爆発燃焼しやすい燃料で動かすほど、威力が出ます。
 灯油でガソリンエンジンはまわせません。

 誰でも、人生を歩むなかで、屈託ができてくるのです。それ以前より精彩を欠いてくる。そして、トーンダウンして職種でも変えていくのです。
 それなのに、十代や二十代の何も屈託のない内から、人生の目標を低いものに設定していたら、中年になるまで、多分保たないと思います。

 最近、知りあいでも、一番目の就職口が市役所とかNGO職員でいい、という人が多いのですが、そういう動きだと、一番目の就職に失敗したとき、もう他の職種に行く元気がなくなっているでしょう。

 たとえば、折角大学を出たのに、「アシスタントディレクターになりたい」と、希望しているような人は、人生を最後までサバイバルすることが出来ない。
 アシスタントディレクターというのは、目標にすべき職種ではなくて、プロデューサーになるための通過点です。

 初めから市役所職員でいい、と言っているような人は、はいった市役所での人間関係で、無茶いやな人が居たとして、そこを辞めてしまったら、もう、融通がききません。
 おそらく、そんな人は、コンビニでレジ打ちの仕事も、対人恐怖症気味で出来ないでしょう。

 野球のボールを投げたときの放物線を思い描いてみてください。
 斜め上に向かって投げたボールは、或る時期までは斜め上に進み、だんだんその上がり方が低くなって、平行線で移動し、さらに、ボールの速度がなくなってくると下降していくのです。

 人生も、それと同じです。

 初めから遅いボールは、遠くへも行きませんし、高くも昇りません。それどころか、すぐに地面に落ちてしまいます。

 とてつもない夢は追いかける必要はありませんが、少なくとも若い内は野心が必要です。
 一番始めの就職口から無難なところを選んでいるようでは、遠くまでも到達できないし、高い位置にまでも昇ることはできません。

 十代や二十代の頃は、自分の経歴にまだ、何も失敗もなく屈託のない時期です。
 その時期に、遠いところ、高いところ、を目指さなくては、ろくな人生にはなりません。

 叶わぬ夢を追いかけていたような人が、何度も軌道修正をして、とりあえずの納まる形、適職におさまるのです。
 若い内から、小規模な希望しか持っていないなら、一旦挫折すると、もう、その下の、ひきこもり、ぐらいにしかなれないでしょう。

 水前寺清子の、『いっぽんどっこの唄』を聴きなさい。(「You Tube」で検索をかけて、すぐにでも聴きなさい)

 若い人から、元気をもらったことがないです。
 私が若いときは、ガソリンスタンドで接客に走りまわっていましたよ。今のガソリンスタンドような、のっそりとした接客ではありませんでした。
 尚かつ、プロのドラマーになろうとバンド活動もしていました。
 そこから後に、色々人生であったから、今の、小説家を目指す生き方にシフトしているのです。
 始めっから在宅でアフィリエイトで、などと希望することが間違っている。

 どうして、もっと勢いよく投射しないのか。

 まあ、例外もあるでしょうが、精神的病というのは、十代では罹らない。
 私が十七のときに心因反応という病気になったのは、内臓破裂という大事故を起こして復学が難しくなったからです。
 大したこともない人が、十代で精神疾患になることはありません。

 そういう、屈託のない時期に、どうして自分の可能性を試そうとしないのか。

 元気のない若者など見たくないと思います。

「今の時代、景気がわるいから、どこに勤めても、大して稼げない」というような、そんな考え方は、転職の職種の幅が狭まった中年以降が考える考え方です。

「世の中の誰よりも、偉い人になってやろう」
 とか、
「他の一般の人には絶対に真似の出来ない功績を残してやろう」
 とか、
「世界一有名になってやろう」
 とか、
「巨万の富を築こう」
 とか、
「他の人が羨むような美人と結婚してやろう」
 とか、
そういうことを思わない若い人が、私の感覚としてすっきりしない。

 仕事は、とりあえず生活できる給料をもらって、ストライクゾーンに入る程度の嫁さんをもらって、一日八時間だけ就労して、他はホビー的な趣味でもしていたらいい、というような事は、若い人の考えることではありません。

 世の中が不景気でも、狭間の商売を考えだすことも出来ないことではありません。

 たとえば、音楽や文学でも、何も日本で認められなくても、いきなり海外の文学賞に応募してもいいわけです。

 私は、こぢんまりしている人とは、まったく話したいとも思わない。

 だって、話していて面白くないですから。

 漫才でも、容認するかどうかは別として、ダウンタウンというインパクトのある素材がデビューしてきた。
 あのぐらい元気と向上心のある若者に、最近であったことがない。

 こういう現状だと、その若者たちが壮年になってくる時代には、日本はもっと元気がなくなるでしょう。

  若者よ、大志を抱け!

 インターネットですべての仕事の裏事情がわかると思うのも無理はないが、人間、魂胆を練るのです。人が羨む地位についている人も、簡単にその地位に就けたのではありません。

 自分には無理だ、と思わない。

 他の人が到達できないような偉業を成功させるように隠れた下準備を積むのです。

 無限実行が、成果が出たときに格好いいでしょう。

 でも、無限実行はモチベーションがつづかないですよ。

 宣言して、やり遂げるのです。

 そういう動きをしていたら、たとえ理想が実現しなくても、最終的には納まる形に納まります。

コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >xml_xslさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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