アマゾンに出品するために、古本を吟味していたんですけど、手にとっているうちに読みかけてしまいました。
古本は安いし、文学全集蔵中の作品を読もうと思ったら、古本ほど便利なものはありませんね。
拙著『壁蝨(だに)』のタイトルの意味は、本に寄生する虫のダニのことを直接的には指しているのですが、厳密には、ダニではなく、紙魚(しみ)なんですよね。本の場合。
脱稿した当時は、ダニとシミの違いに気づいていませんでした。
古本を買って読んだり、ましてや売るなら、紙魚(しみ)は居て当然と考え直さないといけない、と思っています。
程度の差こそあれ、古本には、紙魚(しみ)は居ますから。
紙魚を減らす方法としては、虫干しすることです。
教えてgooだったかyahoo知恵袋で、紙魚の駆除には天日干しがいい、という答えがありましたが、本は、太陽に直接当てると、紙が日焼けして黒くなってしまいます。
空気が乾燥している日に、すだれなどで陰をつくって、窓は開けはなって、家の廊下とかに間隔を空けて並べておくと、四時間もすれば、紙魚は外へ逃げていきます。
今、夏目漱石の全集のうちの一冊を手にとっていますが、
よく出来ていますね。つまり、しっかり造られていますね。昔の本は。今の時代の本は、ハードカバーの場合も、だいたい、背表紙が丸いですが、この本は平たいです。(平打ち、と言うのだろう、と、勝手に職人言葉を推測していますが)
背表紙が平たい本といえば、最近では、パウロ・コエーリョの小説ですね。
背表紙を平たくしようと思えば、恐らく、その部分だけ厚い固い紙を内蔵させるのだと思いますね。
拙著『壁蝨(だに)』も丸いですが。
それに、この夏目漱石の全集、ひら、も、背表紙も、包むように布のような紙をつかっている。
たいしたもんです。
これで、定価が、その当時、290円。
今だったら、この分量でこの装丁だと、4000円はしますね。
僕の生まれた昭和38年版ですから、その当時と比べると、本の物価は10倍以上になっているのですね。
また、本編の紙の質がよい。まるで、日本聖書協会の聖書につかっているような質の紙です。薄くて白いのですよ。
まあ、そんなことを言いながら、出品しておきますね。
売れるまでは、読みますけどね。
もちろん、本をいためないように読みます。
それでは、また。(^。^)
コメント
>xml_xslさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)