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『ハチのムサシは死んだのさ』知っていますか。

 僕も、ヒットしている当時のことは知りません。
 昭和47年頃らしいですから。
 僕は、九歳ですね。
 この曲、ダスキンに行っていたころ、先輩に、「もっと軽く、『ハチのムサシは死んだのさ』ぐらいでやりよ」と言われたので印象に残っています。
 フレーズだけは、どこかで聞いていて知っていたのですが、当時、ダスキンの営業で根を詰めて、「もし、宮本武蔵だったらどういう行動をするか」などが、人生の規範になっていました。
 そうすると、言動がストイックになるんですね。
 もっと気楽に行け、という意味で、先輩は、『ハチのムサシは死んだのさ』の曲を引き合いに出されたのだと思います。
 この曲、ビートがいいですね。ラテン系のビートです。
 今の音楽だと、エイトビートか16ビートとか、そうでなければ4ビートに限られた作曲が多いんですけど、これはラテンです。
 パーカッションが意表をついたタイミングではいってくる。
 ムサシが、「焼かれて落ちて」死ぬところは、ムサシは死んだのだと徹底的に念を押します。
 こんな優れた曲が、僕の幼少期にあったのですね。
 この曲で、すごくお金稼いだらしいね。
 いいことだね。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作**『閉鎖病棟』**です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

真夜中のつれづれ記……
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