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『長篠・設楽原の合戦』読了(追記あり)

書評
長篠・設楽原の合戦: 歴史を変えた日本の合戦 (日本の歴史 コミック版 8)

長篠・設楽原の合戦: 歴史を変えた日本の合戦 (日本の歴史 コミック版 8)

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本

 ポプラ社の漫画、コミック版 日本の歴史⑧『歴史を変えた日本の合戦 長篠・設楽原の合戦』を読みました。
 例によって、感想は追記をお待ちください。
 本編が咀嚼できてませんので、読み直して理解します。
 追記が遅れますが、ご了承ください。

   追記・感想

 概略を説明できない程度にしか理解できていないが、まず、特筆すべきは、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)の功績、武辺者としての死に様ではないでしょうか。
 武田勝頼に包囲された長篠城から、織田・徳川連合軍(援軍)に窮状を報告し一刻も早く来てもらわねばならぬ。ところが城は完全に包囲されていたので知らせに行くのも難しい。
 その任を買って出たのが、武辺者、鳥居強右衛門だった。
 彼は、水に潜るのが得意だった。
 城は、完全に包囲されている。強右衛門は、不浄口から城の外に出た。不浄口というのは、便槽のことでしょう。便に浸かって移動ということはないにしても、便が溜まっている上のわずかな空間を移動して蓋を開けて外に出たのでしょうね。凄い忍耐力ですね。
 織田信長に窮状を伝えたら、信長に武勇を褒められ、「明日、大軍を率いて出陣いたす。汝もとどまりて我とともに来い」と言われてるのに、律儀な強右衛門は、城に戻るんですね。
 だが、城に戻る寸前のところで、敵兵に味方でないことを見破られて捕らえられ、武田勝頼に、寝返れば命は助けてやる、「家臣にしてやる」と言われ、交換条件として磔刑柱の上で「援軍は来ない。もはや城を明け渡すより方策はない」と大声で叫べ、と言われるのですが、やはり武辺者、反対のこと、事実を叫んでしまうのです。「もうすぐ援軍が来るから~」と。
 僕だったら、演技をしてでも勝頼の言ったとおりにしますね。自分の命が一番大事ですからね。
 それが、現代人との価値観との差です。
 お上が一番大事。藩主のために死ねるのです。
 当然、磔刑柱の上で無残な死に方をします。
 鳥居強右衛門の碑は、明治時代に彼の功績を讃えて、 地元の人々 と 鳥居家の子孫 によって建てられました。

 この戦いは、織田・徳川軍が鉄砲を用いた戦い方による勝利、という点で、それまでの戦いとは違っている。
 武田軍は、騎馬隊での戦闘のやり方で、それまでに連勝していて、慢心していたのでしょう。
 霧で戦況が分からないところへ、後から後から騎馬隊を送っても、鉄砲でやられてしまいました。織田信長は、大量に鉄砲を仕入れていたのですね。資金力と価格を抑える交渉力があったのですね。連射が出来ない銃だったのに、三人一組で、撃つ人、掃除する人、弾を装填する人に分けてやったのは、流石です。
 武田勝頼の死後、わずか3年で、織田信長は本能寺の変で姿を消します(死んだかどうかは不明。遺体が発見されなかったため)。
 その人にとっていい時代は長くつづかない。皮肉なものだと思いました。
 

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

書評
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