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自分が有利になるように、立ち回るべき。

 物販の営業時代の社長に、よく言われていたことがある。

 一緒に営業にまわる他社の社員に対しても、商品を委託置きさせてもらうお店に対しても、

なるべく相手に融通を聞いてもらうようにしろ、と。

 自分が労力ばかりかかったり、利益とは結びつかない相手の用事を請け負ったりしてはいけない、と。

 今日(もう、昨日だが)、郵便局に集荷を頼んで、いつ来るか分からない職員を、延々と居間で待った。

 自室に居ては、玄関のチャイムが聞こえないからだ。

 もちろん、待つ間に本も読んでいたが。

 2時半から待って、やっと夕方6時頃に職員(というか多分アルバイト)のおばさんが来た。

 着払いの送り状を10枚頼んでいたので、それを持ってきてくれた。

 荷物を送るために、その内の一枚に、必要事項を書き始めたのだが、

「あの、それだったら、他へ行ってきていいですか。あとで、また取りに来ますから」

 と、おばさん言ったのだが、

「おれも、このあと、用事があるから」

 と言って、強引に、その案を断った。

 チャイムは、居間に居ないと聞こえないのだ。

 また、おばさんが戻ってくるまで、自室には戻れない。

 どうして、そういう不自由を、こちらが我慢できよう。

 自室に戻れれば、原稿を打ち出したり、履歴書を書いたりも出来るのだ。

 人間は、相手の言いなりになっていてはいけない。

 心から、そうしたいと思うなら、そうしたらいいのだが。その場合は別の話だが。

 況して、こちらがお客さんなわけだから、お客さんの都合に合わせてもらうべきだろう。

 今回の話、別に、郵便局のアルバイトのおばさんは、こちらの、「玄関から自室までが遠い」という事情は知らなかったわけだし、提案したことはわるいことではないが。

 人の言いなりになっていてはいけない。

 童顔で舐められやすくても、断るときは、はっきりと、相手に意思を伝えよう。

追記

 よっぽど集荷依頼が多く忙しかったのだろう。

 その事情は察する。

 が、しかし、そのおばさんは、荷物の採寸も、その場ではせず、したがって送り状の控えには、料金の記載がなく、

そのせいで、今回のオークションで落札者にナビで、送料がいくらかかったかを伝えることが出来なかった。

 それで、郵便追跡のページで、今回の荷物のサイズがいくらだったのかを確認して、さらに、ゆうパックの料金計算のページで計算して、その金額を相手に伝えた。

 こっちは、これでも、商売でオークションをしてるんですよ。(玄関に、古物商の標識、あったでしょ)

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